第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第69問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。ローラポンプはチューブをしごいて送る容積型で、流量は回転数でほぼ決まる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 81.5%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ローラポンプはチューブをしごいて送る容積型で、流量は回転数でほぼ決まる。遠心ポンプは羽根車の回転で圧を作る非容積型で、流量は回転数だけでなく回路の抵抗(後負荷)でも変わる。この違いから各記述を判定する。
【各選択肢の解説】
a.ローラポンプは回転数による流量制御が容易である。
✅ 正しい。1回転で送る量がチューブ内径としごく長さで決まるので、流量は回転数にほぼ比例する。
b.遠心ポンプは流量計を必要とする。
✅ 正しい。同じ回転数でも後負荷が上がると流量が減るため、回転数から流量が分からない。流量計(電磁式・超音波式)で実測する。
c.血液損傷は遠心ポンプに多く見られる。
❌ 誤り。ローラポンプはチューブを押しつぶして送るため赤血球が壊れやすい。正しくは血液損傷(溶血)はローラポンプに多く、遠心ポンプの方が少ない。
d.ローラポンプでは回路閉塞時の回路破裂の危険は少ない。
❌ 誤り。容積型なので出口が詰まっても送り続け、回路内圧が急上昇する。正しくはローラポンプは閉塞時の回路破裂の危険が大きい。遠心ポンプは閉塞すると流量が落ちるだけで、圧は一定以上に上がりにくい。
e.遠心ポンプは長期補助循環に適している。
✅ 正しい。血液損傷が少ないため、PCPS(ECMO)など数日以上の補助循環に用いられる。
❌ 誤り。cが誤った記述。正しくはa・b・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
❌ 誤り。dが誤った記述。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤った記述。正しくはa・b・e。
❌ 誤り。c・dが誤った記述。正しくはa・b・e。
【試験対策ポイント】
| 項目 | ローラポンプ | 遠心ポンプ |
|---|---|---|
| 型 | 容積型 | 非容積型 |
| 流量 | 回転数でほぼ決まる | 後負荷で変わる(流量計が必要) |
| 血液損傷 | 多い | 少ない |
| 出口の閉塞 | 内圧上昇・回路破裂の危険 | 流量が落ちる |
| 長期補助 | 不向き | 向く |
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