第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第70問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第70問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。体外循環中のKは「細胞の内と外のどちらへ動くか」で決まる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 45.8%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
体外循環中のKは「細胞の内と外のどちらへ動くか」で決まる。インスリン・アルカローシス・低体温はKを細胞内へ移し、血中Kを下げる。Caは保存血のクエン酸に結合され、Naは充填液による希釈で下がる。
【各選択肢の解説】
a.インスリン使用時には低カリウムになりやすい。
✅ 正しい。インスリンはNa⁺-K⁺ ATPaseを働かせ、Kを細胞内へ取り込ませる。高K血症の治療(グルコース・インスリン療法)にも使うしくみである。
b.低体温時には高カリウムになりやすい。
❌ 誤り。冷却中はKが細胞内へ移り、血中Kは下がりやすい。正しくは低体温時には低カリウムになりやすく、復温のときに細胞外へ戻って上がる。
c.アルカローシス時には高カリウムになりやすい。
❌ 誤り。アルカローシスでは細胞内からH⁺が出る代わりにKが細胞内へ入る。正しくはアルカローシスでは低カリウム、アシドーシスでは高カリウムになりやすい。
d.保存血を使用すると低カルシウムになりやすい。
✅ 正しい。保存血の抗凝固剤のクエン酸がイオン化Caと結合するため、イオン化Caが下がる。
e.低ナトリウムになりやすい。
✅ 正しい。充填液(乳酸リンゲル液など)は血漿よりNa濃度がやや低く、これで血液が希釈されるためNaが下がりやすい。
❌ 誤り。b・cが誤った記述。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはa・d・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
❌ 誤り。b・cが誤った記述。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。cが誤った記述。正しくはa・d・e。
【試験対策ポイント】
| 要因 | 血中K |
|---|---|
| インスリン | 下がる |
| アルカローシス | 下がる |
| アシドーシス | 上がる |
| 低体温(冷却中) | 下がる(復温で上がる) |
- 保存血(クエン酸)→ 低Ca
- 充填液による希釈 → 低Na
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