MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第70問

体外循環・補助循環第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第70問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。人工心肺による体外循環中の血中電解質の変動。

問題
人工心肺を用いた体外循環中の血中電解質について正しいのはどれか。 a.インスリン使用時には低カリウムになりやすい。 b.低体温時には高カリウムになりやすい。 c.アルカローシス時には高カリウムになりやすい。 d.保存血を使用すると低カルシウムになりやすい。 e.低ナトリウムになりやすい。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — a、d、e

人工心肺による体外循環中の血中電解質の変動。

【各選択肢の解説】

a.インスリン使用時は低カリウムになりやすい → ✅ 正しい。インスリンはKを細胞内へ移動させる。
b.低体温時は高カリウムになりやすい → ❌ 誤り。低体温ではKが細胞内へ移動し低カリウム傾向。
c.アルカローシス時は高カリウムになりやすい → ❌ 誤り。アルカローシスは低カリウムを招く(H⁺-K⁺交換)。
d.保存血を使用すると低カルシウムになりやすい → ✅ 正しい。保存血の抗凝固クエン酸がCa²⁺をキレートする。
e.低ナトリウムになりやすい → ✅ 正しい。充填液による希釈で低Na傾向。

よって正しいのはa・d・e → 「3番」が正答。


【試験対策ポイント】

アシドーシス→高K、アルカローシス→低K(H⁺とK⁺の細胞内外交換)。インスリン・低体温・β刺激→低K(細胞内移行)。大量輸血(クエン酸)→低Ca。体外循環では希釈・利尿・尿排泄でKやNaが動くため頻回にモニタする。

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