第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第71問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第71問(体外循環・補助循環)の正答は 1 です。乳児は循環血液量が少ないのに、人工心肺回路はある程度より小さくできない。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
初回正答率 57.1%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
乳児は循環血液量が少ないのに、人工心肺回路はある程度より小さくできない。そのため回路の充填量が体の血液量に比べて大きく、希釈が強くなる。また体表面積あたりの代謝が高いので、体表面積あたりの灌流量は成人より多く要る。
【各選択肢の解説】
a.無血充填時の希釈率が高くなる。
✅ 正しい。充填量÷(循環血液量+充填量)で決まる希釈の度合いが、循環血液量の少ない乳児では大きくなる。
b.体表面積当たりの至適灌流量が多い。
✅ 正しい。乳児は体表面積あたりの酸素消費量が大きく、成人と同じ係数では足りない。
c.至適灌流圧が高い。
❌ 誤り。乳児はもともとの血圧が成人より低い。正しくは乳児の至適灌流圧は成人より低い。
d.無輸血体外循環が容易である。
❌ 誤り。希釈が強くなり、無血充填のままではヘマトクリットが下がりすぎる。正しくは無輸血は難しく、血液充填(輸血)を要することが多い。
e.水分バランスの管理が容易である。
❌ 誤り。体液量が少ないので、わずかな出入りの差が大きな割合になる。正しくは水分バランスの管理は難しく、限外濾過などで細かく調整する。
✅ 正しい(=正答)。a・bとも正しい記述である。
❌ 誤り。eが誤った記述。正しくはa・b。
❌ 誤り。cが誤った記述。正しくはa・b。
❌ 誤り。c・dとも誤った記述。正しくはa・b。
❌ 誤り。d・eとも誤った記述。正しくはa・b。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 乳児(成人と比べて) |
|---|---|
| 希釈率 | 高い |
| 体表面積あたりの灌流量 | 多い |
| 灌流圧 | 低い |
| 無輸血体外循環 | 難しい |
| 水分バランス | 管理が難しい |
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