MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第73問

体外循環・補助循環第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第73問(体外循環・補助循環)の正答は 5 です。体外循環中に生じる大動脈解離への対応と徴候。

問題
人工心肺を用いた体外循環中に生じる大動脈解離について正しいのはどれ か。 a.大腿動脈送血では解離は生じない。 b.灌流圧を下げた状態で人工心肺を継続する。 c.上行大動脈は緊満する。 d.上行大動脈の色調の変化がみられる。 e.脱血不良となる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — d、e

体外循環中に生じる大動脈解離への対応と徴候。

【各選択肢の解説】

a.大腿動脈送血では解離は生じない → ❌ 誤り。逆行性送血でも解離(逆行性解離)は生じうる。
b.灌流圧を下げた状態で人工心肺を継続する → ❌ 誤り。ただちに送血を中止し送血部位変更など対応する。継続しない。
c.上行大動脈は緊満する → ❌ 誤り。解離腔への血流で色調変化・脱血不良が起こるが、「緊満」は典型徴候ではない。
d.上行大動脈の色調の変化がみられる → ✅ 正しい。壁在血腫で暗紫色に変化する。
e.脱血不良となる → ✅ 正しい。解離で真腔が圧排され静脈環流が悪化する。

よって正しいのはd・e → 「5番」が正答。


【試験対策ポイント】

体外循環中の大動脈解離の徴候=送血圧の異常上昇・脱血不良・大動脈の色調変化(暗紫色)・大動脈の膨隆。発見したらただちに送血停止し、送血部位変更・循環停止などで対応する。

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