MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第74問

血液浄化療法装置第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第74問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。オンラインHDFは、清浄化した透析液をその場でそのまま置換液として回路に入れる血液透析濾過である。

問題
オンライン血液透析濾過で正しいのはどれか。
  1. 1. 透析液とは別にバッグに入った置換液が必要である。
  2. 2. 透析困難症とアミロイドーシスに保険適応疾患が限られる。
  3. 3. わが国では前希釈法が主流である。 ✓
  4. 4. エンドトキシン捕捉フィルタは不要である。
  5. 5. 血液浄化器には血液透析と同じダイアライザが使用される。

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 77.8%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — わが国では前希釈法が主流である。

オンラインHDFは、清浄化した透析液をその場でそのまま置換液として回路に入れる血液透析濾過である。バッグの置換液を使わないので大量の置換ができ、わが国では膜の目詰まりが起こりにくい前希釈法が主流である。


【各選択肢の解説】

1. 透析液とは別にバッグに入った置換液が必要である。
❌ 誤り。正しくはオンラインHDFでは透析液を清浄化して置換液に使うので、バッグの置換液は要らない。バッグの置換液を使うのはオフラインHDFである。
2. 透析困難症とアミロイドーシスに保険適応疾患が限られる。
❌ 誤り。かつての血液透析濾過の適応の限定である。正しくは現在の診療報酬では、慢性維持透析濾過として疾患を限らず行える。
3. わが国では前希釈法が主流である。
✅ 正しい(=正答)。前希釈は血液を先に薄めてから濾過するので、膜の目詰まりや血液の濃縮が起こりにくく、大量の置換液を使える。
4. エンドトキシン捕捉フィルタは不要である。
❌ 誤り。透析液を血液に直接入れるので、細菌やエンドトキシンを除いておかなければならない。正しくはエンドトキシン捕捉フィルタ(ETRF)が必要で、透析液の高い清浄度(日本透析医学会の透析液水質基準)を保つ。
5. 血液浄化器には血液透析と同じダイアライザが使用される。
❌ 誤り。大量の濾過に耐える膜が要る。正しくは血液浄化器にはヘモダイアフィルタ(血液透析濾過器)を使う。

【試験対策ポイント】

項目前希釈後希釈
置換液を入れる位置浄化器の前浄化器の後
膜の目詰まり・濃縮起こりにくい起こりやすい
置換液量多くできる少なめ
小分子の除去効率下がる(希釈の分)高い
  • HDF=拡散+濾過で、β₂ミクログロブリンなど中〜大分子の除去に優れる
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