MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第76問

血液浄化療法装置第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第76問(血液浄化療法装置)の正答は 2 です。血漿交換療法(PE・DFPP)の基礎。

問題
血漿交換療法について正しいのはどれか。 a.自己免疫疾患の治療に用いられる。 b.血小板は血漿分離膜を通過する。 c.血漿を冷却すると濾過率が上昇する。 d.単純血漿交換療法では置換補充液にリンゲル液を用いる。 e.二重濾過血漿分離交換法は血漿成分分画器を用いる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、e

血漿交換療法(PE・DFPP)の基礎。

【各選択肢の解説】

a.自己免疫疾患の治療に用いられる → ✅ 正しい。重症筋無力症、ギラン・バレー症候群など病因物質除去に用いる。
b.血小板は血漿分離膜を通過する → ❌ 誤り。血漿分離膜の孔径では血球(血小板を含む)は通過せず血漿のみ濾過される。
c.血漿を冷却すると濾過率が上昇する → ❌ 誤り。冷却は粘度上昇やクリオゲル形成で濾過率が低下する(通常は加温)。
d.単純血漿交換の置換補充液にリンゲル液を用いる → ❌ 誤り。新鮮凍結血漿(FFP)やアルブミン製剤を用いる。
e.二重濾過血漿分離交換法(DFPP)は血漿成分分画器を用いる → ✅ 正しい。血漿分離器+血漿成分分画器の二段構成。

よって正しいのはa・e → 「2番」が正答。


【試験対策ポイント】

単純血漿交換(PE)=除去血漿をFFP/アルブミンで補充。DFPP=一次膜で血漿分離、二次膜(成分分画器)で大分子(免疫グロブリン等)のみ除去しアルブミンは返還。血漿分離膜は血球を通さない。膜性能維持のため通常37℃程度に加温する。

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