第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第76問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第76問(血液浄化療法装置)の正答は 2 です。血漿交換療法は、血漿分離膜で血球と血漿を分け、病因物質を含む血漿を捨てて補充液に置き換える治療である。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 35%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
血漿交換療法は、血漿分離膜で血球と血漿を分け、病因物質を含む血漿を捨てて補充液に置き換える治療である。二重濾過血漿分離交換法(DFPP)は、分離した血漿をさらに血漿成分分画器に通し、大きな分子だけを捨てる。
【各選択肢の解説】
a.自己免疫疾患の治療に用いられる。
✅ 正しい。自己抗体や免疫複合体を血漿ごと除くため、重症筋無力症やギラン・バレー症候群などに用いる。
b.血小板は血漿分離膜を通過する。
❌ 誤り。血漿分離膜の孔は血球(血小板を含む)より小さい。正しくは血小板は通過せず、膜を通るのは血漿成分である。
c.血漿を冷却すると濾過率が上昇する。
❌ 誤り。冷やすと血漿の粘度が上がり、クリオグロブリンなどがゲル化して膜を詰まらせる。正しくは冷却で濾過率は低下し、通常は体温程度に加温して行う。
d.単純血漿交換療法では置換補充液にリンゲル液を用いる。
❌ 誤り。捨てた血漿の分の膠質浸透圧や凝固因子を補えない。正しくは置換補充液には新鮮凍結血漿(FFP)やアルブミン製剤を用いる。
e.二重濾過血漿分離交換法は血漿成分分画器を用いる。
✅ 正しい。1段目の血漿分離器で分けた血漿を、2段目の血漿成分分画器で大分子(免疫グロブリンなど)と小分子に分け、アルブミンなどは体に戻す。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはa・e。
✅ 正しい(=正答)。a・eとも正しい記述である。
❌ 誤り。b・cとも誤った記述。正しくはa・e。
❌ 誤り。c・dとも誤った記述。正しくはa・e。
❌ 誤り。dが誤った記述。正しくはa・e。
【試験対策ポイント】
| 方法 | しくみ | 補充液 |
|---|---|---|
| 単純血漿交換(PE) | 分離した血漿を全部捨てる | FFP・アルブミン製剤 |
| 二重濾過血漿分離交換(DFPP) | 血漿成分分画器で大分子だけ捨てる | 少量のアルブミン製剤など |
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「生体機能代行装置学」でまとめて復習できます。呼吸療法・体外循環・血液浄化の3装置の原理と管理を横断整理。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「生体機能代行装置学」第3章を開く(買い切り850円)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化