第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第77問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。市販の重炭酸透析液は、血中で過剰になるKやリンを抜き、不足しがちな重炭酸を補う組成になっている。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
初回正答率 55%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
市販の重炭酸透析液は、血中で過剰になるKやリンを抜き、不足しがちな重炭酸を補う組成になっている。重炭酸は約25〜35 mEq/L、Caは約2.5〜3.0 mEq/L、Kは約2.0 mEq/L、Mgは約1.0 mEq/Lで、リンは含まない。
【各選択肢の解説】
a.重炭酸 30 mEq/L
✅ 正しい。代謝性アシドーシスを補正するため、血中より高めの重炭酸を含む。30 mEq/Lは市販品の範囲に入る。
b.カルシウム 3.0 mEq/L
✅ 正しい。市販品のCaはおよそ2.5〜3.0 mEq/Lで、3.0 mEq/Lの製品がある。
c.カリウム 6.0 mEq/L
❌ 誤り。6.0 mEq/Lは高K血症の値で、これではKを抜けない。正しくは透析液のKは約2.0 mEq/Lである。
d.無機リン 4.5 mg/dL
❌ 誤り。透析患者は高リン血症になりやすく、リンを除く必要がある。正しくは透析液に無機リンは含まれない。
e.マグネシウム 3.0 mEq/L
❌ 誤り。3.0 mEq/Lは血中濃度より高い。正しくは透析液のMgは約1.0 mEq/Lである。
✅ 正しい(=正答)。a・bとも市販透析液の濃度に合う。
❌ 誤り。eが誤った記述。正しくはa・b。
❌ 誤り。cが誤った記述。正しくはa・b。
❌ 誤り。c・dとも誤った記述。正しくはa・b。
❌ 誤り。d・eとも誤った記述。正しくはa・b。
【試験対策ポイント】
| 成分 | 透析液のおよその濃度 | ねらい |
|---|---|---|
| Na | 約140 mEq/L | 血中と同程度 |
| K | 約2.0 mEq/L | 血中より低く→Kを除く |
| Ca | 約2.5〜3.0 mEq/L | 補う・保つ |
| Mg | 約1.0 mEq/L | 保つ |
| 重炭酸 | 約25〜35 mEq/L | アシドーシスの補正 |
| リン | 含まない | リンを除く |
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