第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。CKD-MBDは、腎機能の低下でリンがたまり、活性型ビタミンDが減ってCaが下がり、副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰になる(二次性副甲状腺機能亢進症)病態である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 50%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
CKD-MBDは、腎機能の低下でリンがたまり、活性型ビタミンDが減ってCaが下がり、副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰になる(二次性副甲状腺機能亢進症)病態である。治療はリンを減らす・活性型ビタミンDを補う・PTHを抑えるの方向で、薬で抑えられなければ副甲状腺を摘出する。
【各選択肢の解説】
a.透析時間の短縮
❌ 誤り。リンは透析の時間が長いほど多く除ける。正しくはリン除去のため透析時間は十分に確保する(延長する)方向である。
b.食事中リン摂取量の増加
❌ 誤り。高リン血症を悪化させ、PTHの分泌をさらに促す。正しくは食事のリンは制限し、リン吸着薬を併用する。
c.副甲状腺摘除術
✅ 正しい。薬物療法で抑えられない高度の二次性副甲状腺機能亢進症では、副甲状腺を摘出してPTHの過剰分泌を断つ。
d.活性型ビタミンD 製剤投与
✅ 正しい。腸からのCa吸収を高めて低Caを補い、副甲状腺に直接働いてPTHの分泌を抑える。
e.低血流量透析
❌ 誤り。血流量を下げると透析の効率が落ち、リンの除去も減る。正しくは十分な血流量で透析し、リンを除く。
❌ 誤り。a・bとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。a・eとも誤った記述。正しくはc・d。
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはc・d。
✅ 正しい(=正答)。c・dとも正しい記述である。
❌ 誤り。eが誤った記述。正しくはc・d。
【試験対策ポイント】
CKD-MBDの治療の方向:
- リンを減らす:食事制限・リン吸着薬・十分な透析(時間・血流量)
- Caと活性型ビタミンDを補う:活性型ビタミンD製剤
- PTHを抑える:活性型ビタミンD製剤・カルシウム受容体作動薬(シナカルセトなど)
- 薬で抑えられないとき:副甲状腺摘除術
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