MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第79問

血液浄化療法装置第31回午前

第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。「静脈圧下限警報の原因として考えられないもの」を問う否定問題。

問題
血液透析施行中に静脈圧下限警報が鳴った。原因として考えられないのは どれか。
  1. 1. 脱血不良
  2. 2. ダイアライザ内の血液凝固
  3. 3. 静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固
  4. 4. 動脈側回路の折れ曲がり
  5. 5. 静脈側回路の穿刺針からの脱落

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固

「静脈圧下限警報の原因として考えられないもの」を問う否定問題。静脈圧センサは静脈側チャンバに付く。その下流以降の抵抗増加は静脈圧を上げ、上流の血流低下は静脈圧を下げる。


【各選択肢の解説】

1. 脱血不良
❌(=原因になりうる)。血流低下で静脈圧が下がる。
2. ダイアライザ内の血液凝固
❌(=原因になりうる)。ダイアライザが詰まると下流の静脈側への流れが減り静脈圧が下がる。
3. 静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固
✅ 正しい(=原因として考えられない)。センサより下流の抵抗増加なので静脈圧はむしろ上昇し、上限警報になる。よってこれが正答。
4. 動脈側回路の折れ曲がり
❌(=原因になりうる)。血流低下で静脈圧が下がる。
5. 静脈側回路の穿刺針からの脱落
❌(=原因になりうる)。抜針で開放され静脈圧が急低下する。

【試験対策ポイント】

静脈圧上昇=センサより下流(静脈チャンバ〜返血側)の閉塞(回路屈曲・凝固・シャント狭窄)。静脈圧低下=上流の血流不足や返血ラインの開放・脱落。抜針・回路脱落の見逃しは失血につながるため下限警報は重要。

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