第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第83問
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第83問(医用機械工学)の正答は 3 です。非圧縮性流体では分岐の前後で体積が保存されるので、流量は足し算になる(Q₁=Q₂+Q₃)。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 45.5%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
非圧縮性流体では分岐の前後で体積が保存されるので、流量は足し算になる(Q₁=Q₂+Q₃)。流量 Q=A×v で、本問は全ての管の断面積Aが等しいから、両辺をAで割った v₁=v₂+v₃ も成り立つ。
【各選択肢の解説】
図では左の管(p₁, v₁, Q₁)から流れ込み、右上(p₂, v₂, Q₂)と右下(p₃, v₃, Q₃)の2本に分かれて流れ出る。
a.p₁=p₂+p₃
❌ 誤り。圧力は保存される量ではなく、分岐で足し算にはならない。正しくは、各点の圧力はベルヌーイの定理(p+½ρv²+ρgh=一定、損失を無視した場合)などで流速・高さと結びつけて考える。
b.v₁=v₂+v₃
✅ 正しい。Q₁=Q₂+Q₃ に Q=Av を入れると Av₁=Av₂+Av₃。断面積が等しいので v₁=v₂+v₃。
c.Q₁=Q₂+Q₃
✅ 正しい。非圧縮性流体は途中でたまったり消えたりしないので、入ってくる流量と出ていく流量の和は等しい(連続の式)。
d.v₁²=v₂²+v₃²
❌ 誤り。流速は2乗で足し合わされる量ではない。正しくは、断面積が等しい本問では v₁=v₂+v₃(1乗の和)。
e.Q₁²=Q₂²+Q₃²
❌ 誤り。流量は2乗でなくそのまま足し算になる。正しくは Q₁=Q₂+Q₃。
❌ 誤り。aが誤った式。正しくはb・c。
❌ 誤り。a・eとも誤った式。正しくはb・c。
✅ 正しい(=正答)。b・cとも成り立つ。
❌ 誤り。dが誤った式。正しくはb・c。
❌ 誤り。d・eとも誤った式。正しくはb・c。
【試験対策ポイント】
- 連続の式:Q=A×v。分岐では Q₁=Q₂+Q₃。
- 流速の足し算 v₁=v₂+v₃ は断面積が全て等しいときだけ。断面積が違えば A₁v₁=A₂v₂+A₃v₃。
- 圧力は足し算で保存されない。
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