MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第6問

人体の構造と機能第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第6問(人体の構造と機能)の正答は 3 です。肺コンプライアンス=膨らみやすさ(単位圧あたりの容積変化)。

問題
呼吸機能について誤っているのはどれか。
  1. 1. 自発呼吸下の吸気時に肺胞内圧は陰圧である。
  2. 2. 機能的残気量は予備呼気量と残気量の和である。
  3. 3. 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。
  4. 4. 肺動脈血の二酸化炭素分圧は肺静脈血のそれよりも高い。
  5. 5. 酸素は二酸化炭素よりも肺胞での拡散能が小さい。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。

肺コンプライアンス=膨らみやすさ(単位圧あたりの容積変化)。小さいほど「硬く膨らみにくい」ので、「膨らみやすい」は誤り。肺線維症などでコンプライアンスは低下する。


【各選択肢の解説】

1. 自発呼吸下の吸気時に肺胞内圧は陰圧である。
✅ 正しい。吸気時は胸腔が広がり肺胞内が陰圧となり空気が流入する。
2. 機能的残気量は予備呼気量と残気量の和である。
✅ 正しい。FRC=予備呼気量+残気量。
3. 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。
❌ 誤り。小さい=硬い=膨らみにくい。これが正答。
4. 肺動脈血の二酸化炭素分圧は肺静脈血のそれよりも高い。
✅ 正しい。肺動脈血=静脈血でCO₂が高く、肺でガス交換され肺静脈血(動脈血)は低下。
5. 酸素は二酸化炭素よりも肺胞での拡散能が小さい。
✅ 正しい。CO₂の拡散能はO₂の約20倍。O₂の方が拡散しにくい。

【試験対策ポイント】

コンプライアンス=ΔV/ΔP(膨らみやすさ)。低下=拘束性障害(肺線維症・ARDS)、上昇=肺気腫。肺動脈は静脈血、肺静脈は動脈血が流れる点も頻出。

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