第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第6問
人体の構造と機能第31回午後
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第6問(人体の構造と機能)の正答は 3 です。肺コンプライアンスは、圧を1単位変えたときに肺の容積がどれだけ変わるか(ΔV/ΔP)で、膨らみやすさを表す。
問題
呼吸機能について誤っているのはどれか。
- 1. 自発呼吸下の吸気時に肺胞内圧は陰圧である。
- 2. 機能的残気量は予備呼気量と残気量の和である。
- 3. 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。 ✓
- 4. 肺動脈血の二酸化炭素分圧は肺静脈血のそれよりも高い。
- 5. 酸素は二酸化炭素よりも肺胞での拡散能が小さい。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 76.5%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。
肺コンプライアンスは、圧を1単位変えたときに肺の容積がどれだけ変わるか(ΔV/ΔP)で、膨らみやすさを表す。小さいほど肺は硬く膨らみにくいので、3は向きが逆。
【各選択肢の解説】
1. 自発呼吸下の吸気時に肺胞内圧は陰圧である。
✅ 正しい。吸気時は横隔膜などで胸郭が広がり、肺胞内圧が大気圧より低く(陰圧に)なるため、空気が肺に流れ込む。
✅ 正しい。吸気時は横隔膜などで胸郭が広がり、肺胞内圧が大気圧より低く(陰圧に)なるため、空気が肺に流れ込む。
2. 機能的残気量は予備呼気量と残気量の和である。
✅ 正しい。機能的残気量は安静呼気の終わりに肺に残っている量で、そこからさらに吐ける予備呼気量と、吐ききっても残る残気量を足したものになる。
✅ 正しい。機能的残気量は安静呼気の終わりに肺に残っている量で、そこからさらに吐ける予備呼気量と、吐ききっても残る残気量を足したものになる。
3. 肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、肺コンプライアンスが小さいと肺は硬く膨らみにくい(肺線維症など)。大きいと膨らみやすい(肺気腫など)。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、肺コンプライアンスが小さいと肺は硬く膨らみにくい(肺線維症など)。大きいと膨らみやすい(肺気腫など)。
4. 肺動脈血の二酸化炭素分圧は肺静脈血のそれよりも高い。
✅ 正しい。肺動脈には全身から戻った静脈血が流れており、肺で二酸化炭素を吐き出した後の血液が肺静脈を通るので、肺動脈血の方が二酸化炭素分圧が高い。
✅ 正しい。肺動脈には全身から戻った静脈血が流れており、肺で二酸化炭素を吐き出した後の血液が肺静脈を通るので、肺動脈血の方が二酸化炭素分圧が高い。
5. 酸素は二酸化炭素よりも肺胞での拡散能が小さい。
✅ 正しい。二酸化炭素は血液や組織液に非常に溶けやすいため、酸素よりはるかに拡散しやすい(約20倍)。
✅ 正しい。二酸化炭素は血液や組織液に非常に溶けやすいため、酸素よりはるかに拡散しやすい(約20倍)。
【試験対策ポイント】
| 肺コンプライアンス | 肺の状態 | 例 |
|---|---|---|
| 小さい | 硬く膨らみにくい | 肺線維症 |
| 大きい | 膨らみやすい | 肺気腫 |
- 肺動脈=静脈血(二酸化炭素が多い)、肺静脈=動脈血。
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