第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第11問
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第11問(感染症)の正答は 3 です。日和見感染症は、健常者では病原性の弱い微生物が、免疫の低下した宿主(AIDS・臓器移植後・化学療法・ステロイド投与など)で発症させる感染症。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 50%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
日和見感染症は、健常者では病原性の弱い微生物が、免疫の低下した宿主(AIDS・臓器移植後・化学療法・ステロイド投与など)で発症させる感染症。サイトメガロウイルスとニューモシスチスがその代表で、他の3つは健常者にも起こる市中肺炎の起因微生物である。
【各選択肢の解説】
a.マイコプラズマ肺炎
❌ 日和見感染症ではない。正しくは、健常な若年者に多い市中肺炎(非定型肺炎)の代表である。
b.サイトメガロウイルス肺炎
✅ 正しい。多くの人が幼少期に感染して潜伏させており、移植後やAIDSなどで細胞性免疫が落ちると再活性化して肺炎を起こす。
c.ニューモシスチス肺炎
✅ 正しい。真菌 Pneumocystis jirovecii による肺炎で、CD4陽性T細胞が減ったAIDS患者や免疫抑制療法中の患者に発症する。AIDS指標疾患の一つ。
d.肺炎球菌肺炎
❌ 日和見感染症ではない。正しくは、健常者にも起こる市中肺炎の最も多い起因菌である。
e.インフルエンザ菌肺炎
❌ 日和見感染症ではない。正しくは、肺炎球菌に次いで多い市中肺炎の起因菌で、慢性呼吸器疾患のある人にも多い。
❌ 誤り。aは市中肺炎。正しくはb・cの組合せ。
❌ 誤り。a・eとも市中肺炎の起因微生物。正しくはb・cの組合せ。
✅ 正しい。どちらも免疫低下を前提に発症する日和見感染症である(=正答)。
❌ 誤り。dは市中肺炎。正しくはb・cの組合せ。
❌ 誤り。d・eとも市中肺炎の起因菌。正しくはb・cの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 区分 | 代表 |
|---|---|
| 日和見感染 | ニューモシスチス・サイトメガロウイルス・カンジダ・アスペルギルス・非結核性抗酸菌 |
| 市中肺炎(健常者にも) | 肺炎球菌・インフルエンザ菌・マイコプラズマ |
- 日和見感染は「宿主の免疫低下」が前提という一点で見分ける
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