第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問(外科学)の正答は 3 です。創傷治癒は、炎症→線維芽細胞によるコラーゲン産生(増殖)→成熟と進む。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 40%参考値
20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
創傷治癒は、炎症→線維芽細胞によるコラーゲン産生(増殖)→成熟と進む。この過程を直接妨げるのは、材料(タンパク質など)の不足=低栄養、炎症・コラーゲン合成を抑える副腎皮質ステロイド、尿毒症で全身の代謝が乱れる腎不全である。
【各選択肢の解説】
a.腎不全
✅ 阻害因子である。尿毒症物質の蓄積、貧血、低タンパク血症などにより、炎症反応やコラーゲン合成が損なわれて治りが遅くなる。
b.妊娠
❌ 阻害因子ではない。正しくは、妊娠そのものは創傷治癒を妨げる因子には挙げられない。
c.脂質異常症
❌ 直接的な阻害因子ではない。正しくは、創傷治癒を直接妨げる代謝疾患としては糖尿病(高血糖による感染しやすさ・血流障害)が挙げられる。
d.低栄養
✅ 阻害因子である。タンパク質(コラーゲンの材料)やビタミンC・亜鉛などが不足すると、コラーゲン合成や細胞増殖が進まない。
e.副腎皮質ステロイドの投与
✅ 阻害因子である。ステロイドは炎症反応を抑え、線維芽細胞の増殖やコラーゲン合成も抑えるため、治癒が遅れる。
❌ 誤り。b・cは直接的な阻害因子ではない。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。bは阻害因子ではない。正しくはa・d・e。
✅ 正しい(=正答)。a・d・eとも創傷治癒を直接妨げる。
❌ 誤り。b・cは直接的な阻害因子ではない。正しくはa・d・e。
❌ 誤り。cは直接的な阻害因子ではない。正しくはa・d・e。
【試験対策ポイント】
| 区分 | 主な阻害因子 |
|---|---|
| 全身 | 低栄養・糖尿病・腎不全・副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬・高齢 |
| 局所 | 感染・異物・血流障害(低酸素)・壊死組織 |
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