第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第16問
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第16問(感染症)の正答は 2 です。HIVはCD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)に感染して壊し、数年〜10年ほどの無症候期を経てAIDSを発症させる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
初回正答率 38.5%参考値
13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
HIVはCD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)に感染して壊し、数年〜10年ほどの無症候期を経てAIDSを発症させる。感染直後は抗体ができておらず検査が陰性になる時期(ウインドウ期)があり、治療は3剤以上の抗HIV薬の併用が標準である。
【各選択肢の解説】
a.わが国の感染者数は増加している。
✅ 正しい。新たな感染者・患者が毎年報告されるため、国内の累積報告数は増え続けている(厚生労働省 エイズ動向委員会)。
b.感染初期には抗体検査が陽性にならない期間がある。
✅ 正しい。抗体ができるまでに数週間かかるため、その間は感染していても抗体検査が陰性になる(ウインドウ期)。この時期にも感染力はある。
c.感染によりヘルパーT細胞(CD4)は増加する。
❌ 誤り。向きが逆。正しくは、HIVがCD4陽性T細胞に感染して破壊するため、CD4数は減少し、細胞性免疫が低下する。
d.感染後数ヶ月でAIDSが発症する。
❌ 誤り。正しくは、急性期の後に数年〜10年程度の無症候期があり、CD4数が下がってから日和見感染症などでAIDSを発症する。
e.治療は抗HIV薬を3剤以上用いる多剤併用療法が中心である。
✅ 正しい。1剤では薬剤耐性ウイルスが出やすいため、作用の違う薬を3剤以上組み合わせてウイルスの増殖を抑える(抗レトロウイルス療法・ART)。
❌ 誤り。cはCD4が減るので誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
✅ 正しい。3つとも正しい記述である(=正答)。
❌ 誤り。dは無症候期が長いので誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
❌ 誤り。c・dが誤り。正しくはa・b・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
- 経過:急性感染期 → 無症候期(数年〜10年) → AIDS期(CD4低下・日和見感染)
- ウインドウ期:抗体陰性でも感染力あり
- 治療:ART(3剤以上の多剤併用)
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