第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第19問
血液系第31回午後
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第19問(血液系)の正答は 1 です。DIC(播種性血管内凝固症候群)は、基礎疾患をきっかけに全身の細い血管で凝固が起こり続け、血小板・凝固因子・フィブリノーゲンが使い果たされて減る病態(消費性凝固障害)。
問題
DIC について誤っているのはどれか。
- 1. 血漿フィブリノーゲンが増加する。 ✓
- 2. 血小板数が減少する。
- 3. 血管内凝固が亢進する。
- 4. プロトロンビン時間が延長する。
- 5. 治療に抗凝固薬が用いられる。
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 31.6%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 血漿フィブリノーゲンが増加する。
DIC(播種性血管内凝固症候群)は、基礎疾患をきっかけに全身の細い血管で凝固が起こり続け、血小板・凝固因子・フィブリノーゲンが使い果たされて減る病態(消費性凝固障害)。フィブリノーゲンが「増加する」は向きが逆である。
【各選択肢の解説】
1. 血漿フィブリノーゲンが増加する。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、凝固で消費されて減少する。ただし敗血症に伴うDICでは炎症で産生が増えるため、低下が目立たないことがある。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、凝固で消費されて減少する。ただし敗血症に伴うDICでは炎症で産生が増えるため、低下が目立たないことがある。
2. 血小板数が減少する。
✅ 正しい。微小血栓をつくるのに血小板が使われ、減少する。DICの診断で最も重視される検査値の一つ。
✅ 正しい。微小血栓をつくるのに血小板が使われ、減少する。DICの診断で最も重視される検査値の一つ。
3. 血管内凝固が亢進する。
✅ 正しい。全身の微小血管で凝固が亢進して微小血栓ができ、臓器障害を起こすのがDICの本態である。
✅ 正しい。全身の微小血管で凝固が亢進して微小血栓ができ、臓器障害を起こすのがDICの本態である。
4. プロトロンビン時間が延長する。
✅ 正しい。凝固因子が消費されて足りなくなるため、PTが延長する。
✅ 正しい。凝固因子が消費されて足りなくなるため、PTが延長する。
5. 治療に抗凝固薬が用いられる。
✅ 正しい。基礎疾患の治療に加え、過剰な凝固を止めるためにヘパリン類・アンチトロンビン製剤などの抗凝固療法を行う。
✅ 正しい。基礎疾患の治療に加え、過剰な凝固を止めるためにヘパリン類・アンチトロンビン製剤などの抗凝固療法を行う。
【試験対策ポイント】
| 検査 | DICでの変化 |
|---|---|
| 血小板数 | 減少 |
| フィブリノーゲン | 減少 |
| PT | 延長 |
| FDP・Dダイマー | 増加(線溶亢進) |
- 「凝固が亢進するのに出血する」=材料(血小板・凝固因子)を使い切るため
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