第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問
生体電気・磁気計測第31回午後
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第26問(生体電気・磁気計測)の正答は 4 です。高域通過フィルタ(HPF)の時定数を小さくすると低周波成分が減衰する。
問題
心電図成分で高域通過フィルタの時定数を小さくすると最も影響する部分 はどれか。
- 1. P
- 2. Q
- 3. R
- 4. ST ✓
- 5. T
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — ST
高域通過フィルタ(HPF)の時定数を小さくすると低周波成分が減衰する。心電図で低周波成分を多く含むのは平坦なST部分で、基線動揺やST偏位(歪み)として最も影響が現れる。よって4。
【各選択肢の解説】
1. P
❌ 誤り。低周波成分を含むが、最も影響を受けるのはST部分。
❌ 誤り。低周波成分を含むが、最も影響を受けるのはST部分。
2. Q
❌ 誤り。QRSは高周波成分が主で低周波減衰の影響は小さい。
❌ 誤り。QRSは高周波成分が主で低周波減衰の影響は小さい。
3. R
❌ 誤り。R波は高周波成分で、HPFの低周波減衰の影響を受けにくい。
❌ 誤り。R波は高周波成分で、HPFの低周波減衰の影響を受けにくい。
4. ST
✅ 正しい。低周波成分を含むST部分が最も歪みやすく、ST低下・基線動揺を生じる。これが正答。
✅ 正しい。低周波成分を含むST部分が最も歪みやすく、ST低下・基線動揺を生じる。これが正答。
5. T
❌ 誤り。T波も低周波だが、最も顕著に影響するのはST部分。
❌ 誤り。T波も低周波だが、最も顕著に影響するのはST部分。
【試験対策ポイント】
心電計のHPF(時定数)は基線動揺(ドリフト)除去用。時定数を小さくする=遮断周波数を上げる=低周波を切る→ST部分が歪む(虚血の誤診につながる)。診断用心電計は時定数3.2秒以上(遮断0.05Hz以下)と規定。高周波側(QRS)は低域フィルタ設定の影響を受ける。
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