MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問

生体物理・化学現象の計測第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第29問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 4 です。耳用(鼓膜)赤外線体温計は、鼓膜から出る赤外線を熱型検出器(サーモパイルなど)で受けて温度を求める。

問題
体温計測について誤っているのはどれか。
  1. 1. 電子体温計は測温体としてサーミスタを用いる。
  2. 2. 予測式電子体温計は温度上昇曲線で体温を推定している。
  3. 3. 深部体温計は熱流補償法を用いて核心温を測定する。
  4. 4. 耳用赤外線体温計には量子型検出器が使われる。 ✓
  5. 5. サーモグラフは体表面の赤外線放射分布を画像化したものである。

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%参考値

12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 耳用赤外線体温計には量子型検出器が使われる。

耳用(鼓膜)赤外線体温計は、鼓膜から出る赤外線を熱型検出器(サーモパイルなど)で受けて温度を求める。量子型検出器は高感度・高速だが冷却が必要で、小型の家庭用・臨床用体温計には使われない。


【各選択肢の解説】

1. 電子体温計は測温体としてサーミスタを用いる。
✅ 正しい。サーミスタは温度で抵抗値が大きく変わる半導体素子で、その抵抗変化から温度を求める。
2. 予測式電子体温計は温度上昇曲線で体温を推定している。
✅ 正しい。測り始めの温度の上がり方から、平衡に達したときの温度を計算で予測し、短時間で表示する。
3. 深部体温計は熱流補償法を用いて核心温を測定する。
✅ 正しい。皮膚に当てたプローブをヒータで温め、皮膚から外へ逃げる熱流をゼロにすると、皮膚表面の温度が深部の温度と等しくなる(熱流補償法・ゼロ熱流法)。
4. 耳用赤外線体温計には量子型検出器が使われる。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、常温で使える熱型検出器(サーモパイル・焦電型など)が使われる。
5. サーモグラフは体表面の赤外線放射分布を画像化したものである。
✅ 正しい。体表から出る赤外線の強さは表面温度で決まるので、その分布を温度分布の画像として表す。

【試験対策ポイント】

赤外線検出器原理特徴例
熱型赤外線で素子が温まる変化を測る常温で動作・応答は遅めサーモパイル・焦電型・ボロメータ
量子型光子で電子が励起される高感度・高速・冷却が必要InSb・HgCdTe
  • 耳用体温計=熱型(サーモパイル)、深部体温計=熱流補償法、電子体温計=サーミスタ
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