第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(医用画像計測)の正答は 4 です。X線画像は、X線が体を透過するときの組織ごとの吸収(減弱)の差を画像にしたもの。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d ✓
- 5. c、d、e
正答:4番
初回正答率 80%参考値
10人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
X線画像は、X線が体を透過するときの組織ごとの吸収(減弱)の差を画像にしたもの。反射を使うのは超音波である。CTは多方向からの透過データを再構成して断層像を得るので、立体構造も表示できる。
【各選択肢の解説】
a.X線に対する臓器の反射率を画像化する。
❌ 誤り。正しくは、組織によるX線の吸収(減弱)の差、つまり透過したX線の強さを画像化する。反射を画像化するのは超音波診断装置である。
b.X線CTの空間分解能は0.5〜1 mm程度である。
✅ 正しい。CTの空間分解能はおおむね0.5〜1 mm程度で、細かい構造まで描出できる。
c.X線CTは臓器の立体構造を画像化できる。
✅ 正しい。薄い断層像を連続して撮り、そのデータから3次元画像を再構成できる。
d.造影剤はX線画像のコントラストを増強する。
✅ 正しい。ヨード造影剤・バリウムはX線をよく吸収する原子番号の大きい元素を含み、周囲の組織との吸収の差を大きくする。
e.体表面に近い臓器の画像化に適している。
❌ 誤り。正しくは、X線は体を透過するので深部を含む全身の画像化ができる。体表に近い臓器(甲状腺・乳腺など)を高い分解能で見るのに適しているのは、高い周波数のプローブを使う超音波である。
❌ 誤り。aは反射でなく吸収差なので誤り。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eが誤り。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eが誤り。正しくはb・c・dの組合せ。
✅ 正しい。3つとも正しい記述である(=正答)。
❌ 誤り。eは超音波の特徴なので誤り。正しくはb・c・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 装置 | 画像にするもの |
|---|---|
| X線・CT | X線の吸収(減弱)の差 |
| 超音波 | 音響インピーダンスの違う境界での反射 |
| MRI | 水素原子核の磁気共鳴信号 |
- CT値:水=0、空気=-1000
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