第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問
各種治療機器第31回午後
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第32問(各種治療機器)の正答は 2 です。マイクロ波手術装置はISM周波数(2450MHz)のマイクロ波を同軸ケーブルで伝送し、水分子の誘電加熱で組織を凝固する。
問題
マイクロ波手術装置で正しいのはどれか。
a.ISM 周波数を使用する。
b.同軸ケーブルを使用する。
c.渦電流損で発熱する。
d.対極板を使用する。
e.組織を凝固する。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — a、b、e
マイクロ波手術装置はISM周波数(2450MHz)のマイクロ波を同軸ケーブルで伝送し、水分子の誘電加熱で組織を凝固する。対極板は不要(アンテナから直接放射)で、発熱機構は渦電流損ではなく誘電損。よって正しいのはa・b・e→選択肢2が正答。
【各選択肢の解説】
a.ISM周波数を使用する。 → ✅ 正しい。2450MHzのISMバンドを用いる。
b.同軸ケーブルを使用する。 → ✅ 正しい。マイクロ波は同軸ケーブルでアンテナへ伝送する。
c.渦電流損で発熱する。 → ❌ 誤り。水分子の双極子回転による誘電損(誘電加熱)で発熱する。渦電流損は金属(導体)の加熱機構。
d.対極板を使用する。 → ❌ 誤り。電流を回収する対極板は不要。電気メスと混同しない。
e.組織を凝固する。 → ✅ 正しい。マイクロ波凝固(肝腫瘍などの凝固壊死)に用いる。
1. a、b、c → ❌ cが誤り。
2. a、b、e → ✅ 正しい。
3. a、d、e → ❌ dが誤り。
4. b、c、d → ❌ c・dが誤り。
5. c、d、e → ❌ c・dが誤り。
【試験対策ポイント】
高周波系治療機器の周波数と対極板の要否を整理。電気メス=300kHz〜数MHz・対極板必要・ジュール熱。マイクロ波=2450MHz・対極板不要・誘電加熱。ラジオ波焼灼(RFA)=数百kHz・対極板必要。渦電流損は加温治療のうち誘導加熱式で用いる。
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