MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第35問

各種治療機器第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第35問(各種治療機器)の正答は 5 です。超音波吸引手術器(CUSA等)は約20〜30kHzの機械振動で組織を乳化・破砕し、灌流液(生理食塩液)で洗浄しながら吸引する。

問題
超音波吸引手術器で正しいのはどれか。 a.振動子は5 MHz で振動する。 b.対極板が必要である。 c.電気メスより止血機能に優れる。 d.生理食塩液で洗浄しながら使用する。 e.白内障手術に用いる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — d、e

超音波吸引手術器(CUSA等)は約20〜30kHzの機械振動で組織を乳化・破砕し、灌流液(生理食塩液)で洗浄しながら吸引する。対極板は不要で止血機能は弱い。白内障の超音波乳化吸引(PEA)にも用いる。よって正しいのはd・e→選択肢5が正答。


【各選択肢の解説】

a.振動子は5MHzで振動する。 → ❌ 誤り。20〜30kHz程度の低周波機械振動。5MHzは超音波診断の帯域。
b.対極板が必要である。 → ❌ 誤り。電流を流さないので対極板は不要。
c.電気メスより止血機能に優れる。 → ❌ 誤り。組織を乳化吸引するが止血機能は乏しい。血管は温存されやすい。
d.生理食塩液で洗浄しながら使用する。 → ✅ 正しい。灌流液で洗浄し、破砕組織を吸引除去する。
e.白内障手術に用いる。 → ✅ 正しい。超音波乳化吸引(PEA)で水晶体を砕いて吸引する。

1. a、b → ❌ 両方誤り。

2. a、e → ❌ aが誤り。

3. b、c → ❌ 両方誤り。

4. c、d → ❌ cが誤り。

5. d、e → ✅ 正しい。

【試験対策ポイント】

超音波吸引手術器=低周波(数十kHz)機械振動・乳化吸引・血管温存(止血弱)・肝切除や白内障(PEA)・脳外科。対極板不要。振動子は磁歪式/圧電式。5MHzは超音波"診断"の帯域なので混同しない。

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