MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第36問

各種治療機器第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第36問(各種治療機器)の正答は 2 です。腹腔鏡手術の気腹圧は約10 mmHg前後(8〜15 mmHg程度)である。

問題
腹腔鏡手術で誤っているのはどれか。
  1. 1. 気腹に二酸化炭素を使用する。
  2. 2. 気腹圧は100 mmHg 程度に設定する。 ✓
  3. 3. 気腹による血圧低下が起こる。
  4. 4. トロッカ(トロカール)を使用する。
  5. 5. 自動吻合器が使用できる。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 100%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 気腹圧は100 mmHg程度に設定する。

腹腔鏡手術の気腹圧は約10 mmHg前後(8〜15 mmHg程度)である。100 mmHgは動脈圧に近い値で、静脈還流や換気が保てない。


【各選択肢の解説】

1. 気腹に二酸化炭素を使用する。
✅ 正しい。燃えず電気メスを使っても安全で、血液に溶けやすく吸収されても呼気から排出されるので、ガス塞栓が起きにくい。
2. 気腹圧は100 mmHg程度に設定する。
❌ 誤り(=正答)。腹腔内圧を上げすぎると下大静脈が圧迫され、横隔膜も押し上げられる。正しくは約10 mmHg前後(8〜15 mmHg程度)に設定する。
3. 気腹による血圧低下が起こる。
✅ 正しい。腹圧で下大静脈が圧迫されて静脈還流が減ると心拍出量が落ち、血圧が下がることがある。
4. トロッカ(トロカール)を使用する。
✅ 正しい。腹壁に刺して留置する筒で、内視鏡や鉗子の出し入れ口になり、弁でガスの漏れを防ぐ。
5. 自動吻合器が使用できる。
✅ 正しい。腹腔鏡用の自動縫合器・吻合器があり、消化管の切離・吻合に使う。

【試験対策ポイント】

  • 気腹ガス=CO2、気腹圧=約10 mmHg前後
  • 気腹の影響:静脈還流低下による血圧低下、横隔膜挙上による換気低下、CO2の吸収による高CO2血症、皮下気腫、ガス塞栓
  • 気腹装置は設定圧を超えると送気を止める
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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