第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第43問
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第43問(医用機器の安全管理)の正答は 3 です。フェイルセーフは、故障や異常が起きたときに安全な側へ動く(止まる)しくみである。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 75%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
フェイルセーフは、故障や異常が起きたときに安全な側へ動く(止まる)しくみである。対極板コードが断線したら出力を止める機構、酸素の供給が止まったら亜酸化窒素も止める装置がこれに当たる。
【各選択肢の解説】
a.医療ガス配管端末器のピン方式
❌ フェイルセーフ、は誤り。ガスの種類ごとにピン位置を変えて差し違えを防ぐ。正しくは誤操作を防ぐフールプルーフである。
b.電気メスの対極板コード断線検知機構
✅ フェイルセーフである。断線を検知すると出力を止め、対極板以外から電流が流れ出て起こる熱傷を防ぐ。
c.麻酔器における酸素供給停止時の亜酸化窒素ガス遮断装置
✅ フェイルセーフである。酸素圧が下がると亜酸化窒素の供給を止め、低酸素ガスの投与を防ぐ。
d.IABP装置のバッテリ搭載
❌ フェイルセーフ、は誤り。停電しても駆動を続けるための予備電源で、安全側へ止めるしくみではない。正しくは機能を保つ冗長化(フォールトトレランス)である。
e.心電図モニタの不整脈アラーム
❌ フェイルセーフ、は誤り。機器の故障ではなく患者の異常を知らせる機能。正しくは監視・警報機能である。
❌ 誤り。a(フールプルーフ)を含む。正しくはフェイルセーフはb・cの組合せ。
❌ 誤り。a・eともフェイルセーフでない。正しくはフェイルセーフはb・cの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。どちらも異常時に安全側へ止めるしくみ。
❌ 誤り。d(冗長化)を含む。正しくはフェイルセーフはb・cの組合せ。
❌ 誤り。d・eともフェイルセーフでない。正しくはフェイルセーフはb・cの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 用語 | 考え方 | 例 |
|---|---|---|
| フェイルセーフ | 故障・異常時に安全側へ | 対極板断線で出力停止、酸素停止で亜酸化窒素遮断 |
| フールプルーフ | 誤操作をできなくする | ピン方式、シュレーダ方式 |
| フォールトトレランス | 故障しても機能を続ける | バッテリ・二重化 |
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