第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第65問(呼吸療法装置)の正答は 5 です。加圧時は周囲の圧が上がり、体内の閉じた空洞(中耳・副鼻腔)の気体が圧縮されて圧差が生じる=スクイーズ(圧外傷)。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 33.3%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
加圧時は周囲の圧が上がり、体内の閉じた空洞(中耳・副鼻腔)の気体が圧縮されて圧差が生じる=スクイーズ(圧外傷)。一方、減圧時は肺内の気体が膨張して、肺の破裂から皮下気腫・動脈ガス塞栓が起こる。加圧と減圧の向きの取り違えがひっかけ。
【各選択肢の解説】
a.皮下気腫
❌ 誤り。加圧時の合併症ではない。正しくは、減圧時に肺内の気体が膨張して肺胞が破れ、空気が皮下に漏れて起こる。
b.急性動脈ガス塞栓
❌ 誤り。加圧時の合併症ではない。正しくは、減圧時(とくに息を止めたままの減圧)に肺の過膨張で肺胞が破れ、気体が肺静脈から動脈系に入って起こる。
c.滲出性中耳炎
✅ 正しい。加圧時に耳管を通した圧の平衡が取れないと中耳腔が陰圧となり、粘膜からの滲出液がたまる。
d.鼓膜損傷
✅ 正しい。加圧時に中耳と外界の圧差が大きくなると、鼓膜が内側へ押されて発赤・出血・穿孔を起こす。高気圧酸素治療で最も多い合併症とされる。
e.副鼻腔障害
✅ 正しい。副鼻腔の開口部が鼻炎などで狭いと、加圧時に圧の平衡が取れず、痛みや出血を起こす。
❌ 誤り。aの皮下気腫は減圧時の合併症。bの動脈ガス塞栓は減圧時の合併症。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。aの皮下気腫は減圧時の合併症。bの動脈ガス塞栓は減圧時の合併症。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。aの皮下気腫は減圧時の合併症。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。bの動脈ガス塞栓は減圧時の合併症。正しくはc・d・eの組合せ。
✅ 正しい。c・d・eはいずれも設問に当てはまる(=正答)。
【試験対策ポイント】
| 時期 | しくみ | 合併症 |
|---|---|---|
| 加圧時 | 閉鎖腔の気体が圧縮(スクイーズ) | 中耳の障害(鼓膜損傷・滲出性中耳炎)、副鼻腔障害、歯の痛み |
| 減圧時 | 肺内の気体が膨張 | 気胸・縦隔気腫・皮下気腫・動脈ガス塞栓 |
| 高い酸素分圧 | 酸素の毒性 | 酸素中毒(けいれんなど) |
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