MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問

呼吸療法装置第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第66問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。PaCO₂は肺胞換気量(≒分時換気量)で決まり、分時換気量=換気回数RR×1回換気量VT。

問題
人工呼吸器の換気設定でPaCO2 に直接影響するのはどれか。 a.換気回数(RR) b.1 回換気量(VT) c.吸気終末休止(EIP) d.呼気終末陽圧(PEEP) e.吸入酸素濃度(FIO2)
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — a、b

PaCO₂は肺胞換気量(≒分時換気量)で決まり、分時換気量=換気回数RR×1回換気量VT。よってPaCO₂に直接影響するのはRRとVT。EIP・PEEP・FIO₂は主に酸素化(PaO₂)に影響する。よってa・b=1番。


【各選択肢の解説】

a.換気回数(RR)→ ✅正しい。RRを上げると分時換気量が増えCO₂が排出されPaCO₂は低下
b.1回換気量(VT)→ ✅正しい。VT増加で肺胞換気量が増えPaCO₂は低下
c.吸気終末休止(EIP)→ ❌誤り。ガス分布を改善し主に酸素化に寄与。
d.呼気終末陽圧(PEEP)→ ❌誤り。虚脱肺胞を開き機能的残気量を増やし酸素化を改善する設定。
e.吸入酸素濃度(FIO₂)→ ❌誤り。PaO₂(酸素化)を規定する設定でCO₂には直接影響しない。

よって直接影響するのはa・b → 1番が正答。


【試験対策ポイント】

  • PaCO₂は換気(分時換気量=RR×VT)で調節:CO₂高い→RRかVTを上げる
  • PaO₂(酸素化)はFIO₂・PEEP・平均気道内圧で調節
  • この「換気=CO₂/酸素化=O₂」の対応は人工呼吸管理の最重要基本。
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