MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問

体外循環・補助循環第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第73問(体外循環・補助循環)の正答は 2 です。細胞内液型心筋保護液はNa濃度が低く(細胞内液組成に近い)、逆行性冠灌流は冠静脈洞から注入する。

問題
人工心肺を用いた開心術中の心筋保護について正しいのはどれか。 a.細胞内液型心筋保護液のナトリウム濃度は細胞外液型より低い。 b.高カルシウム液で心停止を得る。 c.心筋保護液に血液を混じる場合には超低温がよい。 d.僧帽弁手術では選択的冠灌流が必要である。 e.逆行性冠灌流の場合には冠静脈洞から注入する。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:2番 — a、e

細胞内液型心筋保護液はNa濃度が低く(細胞内液組成に近い)、逆行性冠灌流は冠静脈洞から注入する。心停止は高カリウム液で得るのが正しく(bは誤り)、血液心筋保護は超低温にしない。よってa・e=2番。


【各選択肢の解説】

a.細胞内液型のNa濃度は細胞外液型より低い → ✅正しい。細胞内液型は低Na・低Caで細胞内組成に近い。
b.高カルシウム液で心停止を得る → ❌誤り。心停止は高カリウム(高K)液で得る。高Caはむしろ有害(Ca過負荷)。
c.血液を混じる場合は超低温がよい → ❌誤り。血液心筋保護は常温〜微温(テピッド/ワーム)で行い、超低温は粘度上昇・酸素解離不良で不適。
d.僧帽弁手術では選択的冠灌流が必要 → ❌誤り。僧帽弁手術で必須ではない(大動脈弁手術で順行灌流が困難な場合等に選択的冠灌流を用いる)。
e.逆行性冠灌流は冠静脈洞から注入する → ✅正しい。冠静脈洞にカテーテルを留置して逆行性に灌流する。

よって正しいのはa・e → 2番が正答。


【試験対策ポイント】

  • 心停止は高K液(脱分極性心停止)。細胞内液型=低Na低Ca、細胞外液型=血漿に近い組成
  • 順行性(大動脈基部・冠動脈口)と逆行性(冠静脈洞)の冠灌流経路を区別
  • 血液心筋保護は酸素供給に優れ常温〜微温で使用。
📗 \ この分野をまとめて理解する /
「生体機能代行装置学」の国試ノート(要点整理・無料)
呼吸療法・体外循環・血液浄化の3装置の原理と管理を横断整理。
▶ 生体機能代行装置学ノートを無料で読む
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、臨床工学技士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第31回 全問一覧

▶ 体外循環・補助循環 の過去問一覧

スポンサーリンク