MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第75問

血液浄化療法装置第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第75問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。血液透析(HD)と比べた連続的腹膜透析(CAPD)の特徴は、残存腎機能を保持しやすい、バスキュラーアクセス(内シャント)が不要、緩徐な除去で心血管系への負担が少ないこと。

問題
血液透析と比べた連続的腹膜透析の特徴として正しいのはどれか。 a.小分子溶質の除去に優れる。 b.残存腎機能の保持に優れる。 c.バスキュラーアクセスが不要である。 d.心血管系への負担が少ない。 e.長期透析が可能である。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — b、c、d

血液透析(HD)と比べた連続的腹膜透析(CAPD)の特徴は、残存腎機能を保持しやすい、バスキュラーアクセス(内シャント)が不要、緩徐な除去で心血管系への負担が少ないこと。小分子除去はHDが優れ、腹膜劣化で長期は困難。よってb・c・d=4番。


【各選択肢の解説】

a.小分子溶質の除去に優れる → ❌誤り。尿素などの小分子除去はHDが優れる。CAPDは緩徐。
b.残存腎機能の保持に優れる → ✅正しい。持続的で緩徐なためHDより残腎機能を保ちやすい。
c.バスキュラーアクセスが不要 → ✅正しい。腹腔カテーテルを用い、内シャント(血管アクセス)は不要。
d.心血管系への負担が少ない → ✅正しい。緩徐な除水・溶質除去で血圧変動が小さい。
e.長期透析が可能である → ❌誤り。腹膜劣化・被嚢性腹膜硬化症(EPS)のため長期(概ね5〜8年超)は困難。

よって正しいのはb・c・d → 4番が正答。


【試験対策ポイント】

  • CAPDの利点:残腎機能温存・循環動態が安定・通院頻度が少ない・血管アクセス不要
  • CAPDの欠点:小分子除去効率が低い・腹膜炎/EPS・長期継続が難しい・被覆蛋白喪失
  • HDは効率良いが循環変動大・週3回通院・内シャント必要。
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