MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問

血液浄化療法装置第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。透析用水処理で原水中の残留塩素(次亜塩素酸・クロラミン)を主として除去するのは活性炭濾過装置。

問題
原水中の残留塩素を主として除去する水処理装置はどれか。
  1. 1. プレフィルタ
  2. 2. 軟水化装置
  3. 3. 活性炭濾過装置
  4. 4. 逆浸透装置
  5. 5. 限外濾過フィルタ

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 活性炭濾過装置

透析用水処理で原水中の残留塩素(次亜塩素酸・クロラミン)を主として除去するのは活性炭濾過装置。残留塩素は溶血の原因となるため、透析液作製前に確実に除去する必要がある。よって3番。


【各選択肢の解説】

1. プレフィルタ
❌ 誤り。大きな粒子・懸濁物を除く前処理フィルタで、塩素は除去しない。
2. 軟水化装置
❌ 誤り。イオン交換樹脂でカルシウム・マグネシウム(硬度成分)を除去する。塩素は除かない。
3. 活性炭濾過装置
✅ 正しい。残留塩素(遊離塩素・クロラミン)や有機物を吸着除去する。RO膜保護と溶血防止に必須。
4. 逆浸透装置(RO)
❌ 誤り。イオン・微生物・エンドトキシンを広く除去するが、残留塩素を「主として」担う装置ではなく、塩素はRO膜を劣化させるため活性炭で先に除く。
5. 限外濾過フィルタ(ETRF)
❌ 誤り。エンドトキシン・細菌の除去(透析液清浄化)が目的。

【試験対策ポイント】

  • 水処理の順:プレフィルタ→軟水化(Ca/Mg)→活性炭(残留塩素/クロラミン)→RO→ETRF
  • 残留塩素は溶血の原因。ROの前に活性炭で除く(塩素はRO膜を傷める)。
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