MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第78問

血液浄化療法装置第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。内シャント(バスキュラーアクセス)そのものに関連した合併症は、スチール症候群(盗血)・静脈高血圧症・静脈瘤。

問題
維持血液透析患者の内シャントに関連した合併症はどれか。 a.スチール症候群 b.不均衡症候群 c.手根管症候群 d.静脈高血圧症 e.静脈瘤
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — a、d、e

内シャント(バスキュラーアクセス)そのものに関連した合併症は、スチール症候群(盗血)・静脈高血圧症・静脈瘤。不均衡症候群は透析治療による合併症、手根管症候群は透析アミロイドーシス(長期透析)による全身性の合併症で、シャント構造そのものの合併症ではない。よってa・d・e=3番。


【各選択肢の解説】

a.スチール症候群 → ✅正しい。シャントに血流が盗まれ末梢が虚血になる。
b.不均衡症候群 → ❌誤り。透析中の急激な溶質除去による脳浮腫が原因で、シャントとは無関係。
c.手根管症候群 → ❌誤り。長期透析によるβ₂ミクログロブリンアミロイド沈着が原因(透析アミロイドーシス)。シャント構造自体の合併症ではない。
d.静脈高血圧症 → ✅正しい。中枢静脈狭窄で静脈圧が上昇しシャント肢が腫脹する。
e.静脈瘤(シャント瘤)→ ✅正しい。反復穿刺・高流量で血管が拡張・瘤化する。

よってシャント関連はa・d・e → 3番が正答。


【試験対策ポイント】

  • 内シャント合併症:狭窄・閉塞、スチール症候群(末梢虚血)、静脈高血圧、シャント瘤、感染、過剰血流による心負荷
  • 不均衡症候群=治療合併症、手根管症候群=透析アミロイドーシス(長期)と区別。
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