第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問
血液浄化療法装置第31回午後
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。Kt/VはK(尿素クリアランス)×t(透析時間)÷V(尿素の分布容積)で表す透析量の指標。
問題
維持血液透析における尿素のKt/V について誤っているのはどれか。
- 1. 透析量を表す。
- 2. 1.2 以上が推奨されている。
- 3. 蛋白異化率に比例する。 ✓
- 4. 生命予後規定因子である。
- 5. 無次元数である。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 25%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 蛋白異化率に比例する。
Kt/VはK(尿素クリアランス)×t(透析時間)÷V(尿素の分布容積)で表す透析量の指標。式に蛋白異化率は入っておらず、Kt/Vが蛋白異化率に比例するという関係はない。
【各選択肢の解説】
1. 透析量を表す。
✅ 正しい。体内の尿素の分布容積に対して、1回の透析で何倍分の体液を浄化したかを表し、透析量の指標として使う。
✅ 正しい。体内の尿素の分布容積に対して、1回の透析で何倍分の体液を浄化したかを表し、透析量の指標として使う。
2. 1.2 以上が推奨されている。
✅ 正しい。週3回の血液透析では、最低限確保すべき透析量としてspKt/V 1.2以上が示されている(日本透析医学会 維持血液透析ガイドライン:血液透析処方)。
✅ 正しい。週3回の血液透析では、最低限確保すべき透析量としてspKt/V 1.2以上が示されている(日本透析医学会 維持血液透析ガイドライン:血液透析処方)。
3. 蛋白異化率に比例する。
❌ 誤り(=正答)。蛋白異化率(PCR)は体内で分解される蛋白質の量=おおよその蛋白摂取量を表す栄養状態の指標で、Kt/Vとは別の量である。正しくは、Kt/Vはクリアランスと透析時間に比例し、尿素の分布容積に反比例する。
❌ 誤り(=正答)。蛋白異化率(PCR)は体内で分解される蛋白質の量=おおよその蛋白摂取量を表す栄養状態の指標で、Kt/Vとは別の量である。正しくは、Kt/Vはクリアランスと透析時間に比例し、尿素の分布容積に反比例する。
4. 生命予後規定因子である。
✅ 正しい。透析量が少ない患者ほど死亡のリスクが高いことが示されており、Kt/Vは生命予後に関わる。
✅ 正しい。透析量が少ない患者ほど死亡のリスクが高いことが示されており、Kt/Vは生命予後に関わる。
5. 無次元数である。
✅ 正しい。K[mL/min]×t[min]=[mL]をV[mL]で割るので、単位が打ち消し合い無次元になる。
✅ 正しい。K[mL/min]×t[min]=[mL]をV[mL]で割るので、単位が打ち消し合い無次元になる。
【試験対策ポイント】
| 指標 | 表すもの |
|---|---|
| Kt/V | 透析量(無次元・spKt/V 1.2以上) |
| 尿素除去率(URR) | 透析前後の尿素の低下割合(透析量) |
| 蛋白異化率(nPCR) | 蛋白摂取量=栄養状態 |
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