MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第83問

医用機械工学第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第83問(医用機械工学)の正答は 2 です。観測者が音源に近づくときは振動数が高く、遠ざかるときは低く聞こえる(ドップラー効果)。

問題
観測者が静止音源に一定速度で近づき遠ざかる際、音源を通過する前後で観測される音の振動数が10 %低下した。観測者のおよその速度はどれか。 ただし、音速をc とする。
  1. 1. 0.01 c
  2. 2. 0.05 c ✓
  3. 3. 0.1 c
  4. 4. 0.2 c
  5. 5. 0.3 c

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 0.05 c

観測者が音源に近づくときは振動数が高く、遠ざかるときは低く聞こえる(ドップラー効果)。通過前(近づく)と通過後(遠ざかる)の比が0.9になる速度を求める。

途中式(音源の振動数f、観測者の速度v):

  • 近づくとき f₁=f(c+v)/c
  • 遠ざかるとき f₂=f(c-v)/c
  • f₂/f₁=(c-v)/(c+v)=0.9
  • c-v=0.9c+0.9v → 0.1c=1.9v → v=c/19≒0.053c

【各選択肢の解説】

1. 0.01 c
❌ 誤り。(c-v)/(c+v)=0.99/1.01≒0.98で、低下は約2%にとどまる。正しくは、10%低下になるのは約0.05c。
2. 0.05 c
✅ 正しい(=正答)。v=c/19≒0.053cで、(c-v)/(c+v)=0.9になる。
3. 0.1 c
❌ 誤り。0.9/1.1≒0.82で、低下は約18%になる。遠ざかるときの片側の変化だけを10%とみた値である。正しくは、近づくときと遠ざかるときの比で考えて約0.05c。
4. 0.2 c
❌ 誤り。0.8/1.2≒0.67で、低下は約33%になる。正しくは、約0.05c。
5. 0.3 c
❌ 誤り。0.7/1.3≒0.54で、低下は約46%になる。正しくは、約0.05c。

【試験対策ポイント】

  • 観測者が動く:f'=f(c±v)/c(近づく+、遠ざかる-)
  • 通過前後の比:(c-v)/(c+v)≒1-2v/c(vがcより十分小さいとき)
  • 1-2v/c=0.9 → v≒0.05c と見積もれる
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