MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第84問

医用機械工学第31回午後

第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第84問(医用機械工学)の正答は 5 です。熱伝導で移動する熱量は Q=k・A・(θ₁−θ₂)・t / L。

問題
図のように長さL、一様な断面積A、熱伝導率k の直方体の物体におい て、面a の温度がi 1、面b の温度がi 2 である。t 秒間に移動する熱量Q について 誤っているのはどれか。 ただし、熱量は面a から面b へのみ移動する。
  1. 1. 熱伝導率k に比例する。
  2. 2. 断面積A に比例する。
  3. 3. 時間t に比例する。
  4. 4. 温度差i 1 - i 2 に比例する。
  5. 5. 長さL に比例する。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 長さLに比例する。(これが誤り)

熱伝導で移動する熱量は Q=k・A・(θ₁−θ₂)・t / L。すなわち熱伝導率k・断面積A・時間t・温度差に比例し、長さL には反比例する。誤りを問う問題なので、「Lに比例」とする5番が正答。


【各選択肢の解説】

1. 熱伝導率kに比例する。
✅ 正しい。Q∝k。
2. 断面積Aに比例する。
✅ 正しい。Q∝A(伝わる断面が広いほど多い)。
3. 時間tに比例する。
✅ 正しい。Q∝t(時間が長いほど積算熱量が増える)。
4. 温度差θ₁−θ₂に比例する。
✅ 正しい。Q∝(θ₁−θ₂)(温度勾配が大きいほど多い)。
5. 長さLに比例する。
❌ 誤り(これが正答)。Q∝1/L(厚い/長いほど伝わりにくい=反比例)。

【試験対策ポイント】

  • フーリエの熱伝導:Q=k・A・ΔT・t / L
  • k・A・ΔT・t に比例、L(伝導距離)に反比例
  • 断熱材は厚く(L大)することで熱移動を減らす。
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