MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第12問

呼吸器系第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第12問(呼吸器系)の正答は 1 です。急性肺血栓塞栓症は下肢深部静脈血栓(DVT)が遊離して肺動脈を閉塞する疾患。

問題
急性肺血栓塞栓症について正しいのはどれか。 a.わが国では女性に多い。 b.D−ダイマーが陽性になる。 c.血液ガス分析では呼吸性アシドーシスを呈する。 d.肺換気シンチグラムで血栓を証明できる。 e.下肢の動脈血栓の剥離が原因となる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — a、b

急性肺血栓塞栓症は下肢深部静脈血栓(DVT)が遊離して肺動脈を閉塞する疾患。a・bが正しく、組合せは選択肢1。


【各選択肢の解説】

a. わが国では女性に多い。 → ✅ 正しい。本邦では女性にやや多いとされる。

b. D−ダイマーが陽性になる。 → ✅ 正しい。血栓形成・線溶亢進を反映し上昇(除外診断に有用)。

c. 血液ガス分析では呼吸性アシドーシスを呈する。 → ❌ 誤り。過換気により低CO₂となり呼吸性アルカローシスを呈する。

d. 肺換気シンチグラムで血栓を証明できる。 → ❌ 誤り。血栓は血流シンチで欠損として描出(換気は保たれ換気血流ミスマッチ)。

e. 下肢の動脈血栓の剥離が原因となる。 → ❌ 誤り。原因は下肢深部静脈血栓(DVT)で、動脈ではない。

よって正しい記述はa・b → 組合せは「1番」が正答。


【試験対策ポイント】

肺塞栓=DVTの遊離(長期臥床・術後・エコノミークラス症候群)。D-ダイマー上昇・呼吸性アルカローシス・換気血流ミスマッチ・造影CTで確定。突然の呼吸困難・胸痛・SpO₂低下。予防は早期離床・弾性ストッキング・抗凝固。

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