第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第12問
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第12問(呼吸器系)の正答は 1 です。急性肺血栓塞栓症の多くは、下肢や骨盤の深部静脈にできた血栓がはがれて肺動脈に詰まる病気。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
初回正答率 39.1%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
急性肺血栓塞栓症の多くは、下肢や骨盤の深部静脈にできた血栓がはがれて肺動脈に詰まる病気。血液ガスは過換気による呼吸性アルカローシス、シンチグラムは血流の欠損で見る。
【各選択肢の解説】
a.わが国では女性に多い。
✅ 正しい。わが国の集計では女性に多い傾向が示されている。
b.D−ダイマーが陽性になる。
✅ 正しい。血栓が線溶系で分解されるとD-ダイマーが上昇する。感度が高く、陰性なら本症をほぼ否定できる。
c.血液ガス分析では呼吸性アシドーシスを呈する。
❌ 誤り。向きが逆。正しくは、低酸素血症による過換気でPaCO₂が下がり、呼吸性アルカローシスを呈する。
d.肺換気シンチグラムで血栓を証明できる。
❌ 誤り。換気シンチでは血栓は写らない。正しくは、肺血流シンチグラムで血流の欠損として示され、換気は保たれる(換気血流ミスマッチ)。
e.下肢の動脈血栓の剥離が原因となる。
❌ 誤り。動脈ではない。正しくは、下肢の深部静脈血栓がはがれ、右心系を通って肺動脈に詰まる。動脈の血栓は肺ではなく末梢の臓器・四肢に詰まる。
✅ 正しい。a・bはいずれも正しい記述である(=正答)。
❌ 誤り。eは深部静脈血栓なので誤り。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。cは呼吸性アルカローシスなので誤り。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。cは呼吸性アルカローシスなので誤り。dは血流シンチで見るので誤り。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。dは血流シンチで見るので誤り。eは深部静脈血栓なので誤り。正しくはa・bの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 急性肺血栓塞栓症 |
|---|---|
| 原因 | 下肢・骨盤の深部静脈血栓 |
| 血液ガス | 低O₂・低CO₂(呼吸性アルカローシス) |
| D-ダイマー | 上昇(陰性なら否定に有用) |
| シンチ | 血流欠損・換気は正常(ミスマッチ) |
- 静脈の血栓→肺、動脈の血栓→末梢臓器・四肢
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