MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第15問

内分泌・代謝系第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第15問(内分泌・代謝系)の正答は 3 です。高浸透圧高血糖症候群(高浸透圧性昏睡)は、著しい高血糖による脱水と高浸透圧が主体で、ケトン体はほとんど増えない。

問題
高血糖性糖尿病性昏睡のうち高浸透圧性昏睡の症状として適切なのはどれか。 a.口渇 b.アセトン臭 c.クスマール呼吸 d.振戦 e.痙攣
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e ✓
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 45%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(a・d・e)

高浸透圧高血糖症候群(高浸透圧性昏睡)は、著しい高血糖による脱水と高浸透圧が主体で、ケトン体はほとんど増えない。アセトン臭・クスマール呼吸はケトアシドーシスの所見で、こちらの昏睡には当たらない。


【各選択肢の解説】

a.口渇
✅ 適切。高血糖で尿に糖が出て浸透圧利尿が起こり、強い脱水になるので口渇が出る。

b.アセトン臭
❌ 適切でない。ケトン体が増えたときの呼気のにおいである。正しくは、アセトン臭は糖尿病性ケトアシドーシスの所見で、高浸透圧性昏睡ではケトン体の増加は軽い。

c.クスマール呼吸
❌ 適切でない。代謝性アシドーシスを代償する深く大きい呼吸である。正しくは、クスマール呼吸は糖尿病性ケトアシドーシスの所見。

d.振戦
✅ 適切。高浸透圧と脱水で脳細胞から水が引かれ、振戦などの神経症状が出る。

e.痙攣
✅ 適切。高浸透圧による中枢神経の障害で、意識障害・痙攣・片麻痺などが起こりうる。

1. a、b、c
❌ 誤り。bのアセトン臭はケトアシドーシスの所見。cのクスマール呼吸はケトアシドーシスの所見。正しくはa・d・eの組合せ。
2. a、b、e
❌ 誤り。bのアセトン臭はケトアシドーシスの所見。正しくはa・d・eの組合せ。
3. a、d、e
✅ 正しい。a・d・eはいずれも脱水・高浸透圧による症状である(=正答)。
4. b、c、d
❌ 誤り。bのアセトン臭はケトアシドーシスの所見。cのクスマール呼吸はケトアシドーシスの所見。正しくはa・d・eの組合せ。
5. c、d、e
❌ 誤り。cのクスマール呼吸はケトアシドーシスの所見。正しくはa・d・eの組合せ。

【試験対策ポイント】

項目高浸透圧高血糖症候群糖尿病性ケトアシドーシス
好発高齢者・2型若年者・1型
主な病態脱水・高浸透圧ケトアシドーシス
ケトン体増加は軽い著しく増加(アセトン臭)
呼吸特徴的な変化なしクスマール呼吸
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