第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第24問
医学的基礎第32回午前
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第24問(医学的基礎)の正答は 4 です。Spauldingの分類では、粘膜に触れる器具(セミクリティカル器具)には高水準消毒が必要である。
問題
正しいのはどれか。
- 1. 滅菌とは、微生物による汚染の危険性を低減させることである。
- 2. 消毒とは、物質から有機物や汚染を物理的に除去することである。
- 3. 洗浄とは、芽胞を含むすべての微生物を除去することである。
- 4. 使用後の消化器内視鏡には、高水準消毒を行う。 ✓
- 5. 使用後の呼吸器回路には、低水準消毒を行う。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 84.8%やさしい
33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 使用後の消化器内視鏡には、高水準消毒を行う。
Spauldingの分類では、粘膜に触れる器具(セミクリティカル器具)には高水準消毒が必要である。消化器内視鏡は消化管粘膜に触れるのでこれに当たる。
【各選択肢の解説】
1. 滅菌とは、微生物による汚染の危険性を低減させることである。
❌ 誤り。低減させるだけでは滅菌にならない。正しくは、滅菌とは芽胞を含むすべての微生物を殺滅・除去することである。
❌ 誤り。低減させるだけでは滅菌にならない。正しくは、滅菌とは芽胞を含むすべての微生物を殺滅・除去することである。
2. 消毒とは、物質から有機物や汚染を物理的に除去することである。
❌ 誤り。これは洗浄の説明である。正しくは、消毒とは対象から病原微生物を殺滅・除去して、感染を起こさない程度まで減らすことである(芽胞までは除けないものがある)。
❌ 誤り。これは洗浄の説明である。正しくは、消毒とは対象から病原微生物を殺滅・除去して、感染を起こさない程度まで減らすことである(芽胞までは除けないものがある)。
3. 洗浄とは、芽胞を含むすべての微生物を除去することである。
❌ 誤り。これは滅菌の説明である。正しくは、洗浄とは対象から有機物や汚れを物理的に取り除くことで、消毒・滅菌の前に行う。
❌ 誤り。これは滅菌の説明である。正しくは、洗浄とは対象から有機物や汚れを物理的に取り除くことで、消毒・滅菌の前に行う。
4. 使用後の消化器内視鏡には、高水準消毒を行う。
✅ 正しい(=正答)。粘膜に触れるセミクリティカル器具で、熱に弱いためグルタラール・フタラール・過酢酸などの高水準消毒薬を用いる。
✅ 正しい(=正答)。粘膜に触れるセミクリティカル器具で、熱に弱いためグルタラール・フタラール・過酢酸などの高水準消毒薬を用いる。
5. 使用後の呼吸器回路には、低水準消毒を行う。
❌ 誤り。呼吸器回路は気道粘膜に触れるセミクリティカル器具である。正しくは高水準消毒(または滅菌)を行う。
❌ 誤り。呼吸器回路は気道粘膜に触れるセミクリティカル器具である。正しくは高水準消毒(または滅菌)を行う。
【試験対策ポイント】
| 分類(Spaulding) | 接触する部位 | 処理 | 例 |
|---|---|---|---|
| クリティカル | 無菌の組織・血管内 | 滅菌 | 手術器具・カテーテル |
| セミクリティカル | 粘膜・損傷皮膚 | 高水準消毒 | 内視鏡・呼吸器回路 |
| ノンクリティカル | 健常な皮膚 | 低水準消毒・洗浄 | 血圧計のカフ・聴診器 |
- 処理の順序=洗浄→消毒または滅菌(汚れが残ると消毒・滅菌の効果が落ちる)
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