第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第27問
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第27問(生体電気・磁気計測)の正答は 5 です。電極接触インピーダンスは、電極と皮膚の間の抵抗と容量(電気二重層)でできている。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 90.9%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
電極接触インピーダンスは、電極と皮膚の間の抵抗と容量(電気二重層)でできている。接触面積を広げる・周波数を上げる・ペーストを使うといずれも下がる。電極電位は金属ごとに違い、新しい電極は電位が安定せず基線が揺れやすい。
【各選択肢の解説】
a.電極と生体間の接触面積を大きくすると電極接触インピーダンスは増加する。
❌ 誤り。正しくは、接触面積を大きくすると電流の通り道が広がり、インピーダンスは低下する(面積にほぼ反比例)。
b.周波数が高くなると電極接触インピーダンスは増加する。
❌ 誤り。正しくは、接触部は容量成分をもつので、周波数が高くなるとインピーダンスは低下する。
c.電極用ペーストは電極接触インピーダンスを下げる効果がある。
✅ 正しい。ペースト(電解質)が皮膚の角質層を湿らせ、電極と皮膚の間を電気的によくつなぐ。
d.新しい金属電極はエージング後の電極と比べて基線の変動が大きい。
✅ 正しい。新しい電極は表面の状態が整っておらず電極電位が不安定で、エージング(使い込み・前処理)で安定する。
e.電極電位は使用する金属の種類によって異なる。
✅ 正しい。金属と電解質の界面の電位(分極電位を含む)は金属ごとに異なる。銀-塩化銀電極は分極が小さく生体計測に用いられる。
❌ 誤り。a・bは誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。a・bは誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。aは誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。bは誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述である。
【試験対策ポイント】
| 条件 | 接触インピーダンス |
|---|---|
| 接触面積を大きくする | 下がる |
| 周波数を高くする | 下がる(容量成分のため) |
| ペーストを使う | 下がる |
- 分極が小さい電極=銀-塩化銀(Ag/AgCl)電極
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