MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第27問

生体電気・磁気計測第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第27問(生体電気・磁気計測)の正答は 5 です。生体用金属電極の性質を問う。

問題
生体用金属電極について正しいのはどれか。 a.電極と生体間の接触面積を大きくすると電極接触インピーダンスは増加する。 b.周波数が高くなると電極接触インピーダンスは増加する。 c.電極用ペーストは電極接触インピーダンスを下げる効果がある。 d.新しい金属電極はエージング後の電極と比べて基線の変動が大きい。 e.電極電位は使用する金属の種類によって異なる。
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — c、d、e

生体用金属電極の性質を問う。c・d・eが正しく、組合せは選択肢5。


【各選択肢の解説】

a. 接触面積を大きくすると電極接触インピーダンスは増加する。 → ❌ 誤り。面積が大きいほどインピーダンスは減少する。

b. 周波数が高くなると電極接触インピーダンスは増加する。 → ❌ 誤り。電極界面は容量性で、周波数が高いほどインピーダンスは減少する。

c. 電極用ペーストは電極接触インピーダンスを下げる効果がある。 → ✅ 正しい。電解質ペーストで接触を良くしインピーダンスを低減。

d. 新しい金属電極はエージング後の電極と比べて基線の変動が大きい。 → ✅ 正しい。分極電位が安定せず基線が動揺しやすい(なじませる=エージングが必要)。

e. 電極電位は使用する金属の種類によって異なる。 → ✅ 正しい。金属ごとに標準電極電位が異なる(銀‐塩化銀電極が安定で汎用)。

よって正しい記述はc・d・e → 組合せは「5番」が正答。


【試験対策ポイント】

生体電極=接触面積↑・周波数↑でインピーダンス↓銀‐塩化銀(Ag/AgCl)電極は分極が小さく基線が安定→心電図・脳波に汎用。電極用ペースト(電解質)で接触インピーダンスと分極を低減。エージングで基線動揺が減る。

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