MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第30問

生体物理・化学現象の計測第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第30問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 2 です。パルスオキシメータは2波長光の吸光度から動脈血酸素飽和度(SpO₂)を求める。

問題
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。 a.測定時の校正が不要である。 b.指先以外では測定できない。 c.心原性ショック時でも測定できる。 d.赤外線2 波長を用いる。 e.ヘモグロビンの吸光度を用いる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — a、e

パルスオキシメータは2波長光の吸光度から動脈血酸素飽和度(SpO₂)を求める。a・eが正しく、組合せは選択肢2。


【各選択肢の解説】

a. 測定時の校正が不要である。 → ✅ 正しい。2波長の吸光度比から算出するため、その都度の校正は不要。

b. 指先以外では測定できない。 → ❌ 誤り。耳たぶ・足趾・前額部など拍動のある部位でも測定できる。

c. 心原性ショック時でも測定できる。 → ❌ 誤り。末梢循環不全(低灌流)では拍動信号が得られず測定困難。

d. 赤外線2波長を用いる。 → ❌ 誤り。用いるのは赤色光(約660 nm)と赤外光(約940 nm)の2波長で、赤外線2波長ではない。

e. ヘモグロビンの吸光度を用いる。 → ✅ 正しい。酸化Hbと還元Hbの吸光度差を利用する。

よって正しい記述はa・e → 組合せは「2番」が正答。


【試験対策ポイント】

パルスオキシメータ=赤色660 nm+赤外940 nmの2波長で酸化Hb/還元Hbの吸光度比→SpO₂。拍動(脈波)成分を利用するため、低灌流(ショック・低体温)・体動・マニキュア・異常Hb(CO-Hb)で誤差。校正不要・非侵襲・連続測定が利点。

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