MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問

各種治療機器第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第35問(各種治療機器)の正答は 4 です。低周波成分の患者流入(電撃・神経筋刺激)を防ぐため、電気メスの出力回路には直流阻止用コンデンサを直列に挿入し、高周波のみを通す。

問題
電気メスについて正しいのはどれか。
  1. 1. 500 MHz の高周波が用いられる。
  2. 2. 出力電力と必要な対極板面積は反比例する。
  3. 3. 純切開にはバースト波が用いられる。
  4. 4. 出力回路にはコンデンサが直列に挿入される。
  5. 5. 高周波接地は対極板側回路を抵抗により接地する。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 出力回路にはコンデンサが直列に挿入される。

低周波成分の患者流入(電撃・神経筋刺激)を防ぐため、電気メスの出力回路には直流阻止用コンデンサを直列に挿入し、高周波のみを通す。これは対極板回路のフローティング化にも寄与する。


【各選択肢の解説】

1. 500 MHz の高周波が用いられる。
❌ 誤り。電気メスの周波数は約0.3〜5MHz(数百kHz〜数MHz)。500MHzは高すぎる。
2. 出力電力と必要な対極板面積は反比例する。
❌ 誤り。大出力ほど大きな対極板面積が必要でほぼ比例関係。
3. 純切開にはバースト波が用いられる。
❌ 誤り。純切開は連続正弦波。断続(バースト)波は凝固に用いる。
4. 出力回路にはコンデンサが直列に挿入される。
✅ 正しい。低周波を阻止し高周波を通す。
5. 高周波接地は対極板側回路を抵抗により接地する。
❌ 誤り。高周波接地はコンデンサ(容量結合)で行う。

【試験対策ポイント】

電気メスは切開=連続波、凝固=断続(バースト)波、混合=ブレンド。対極板は面積を広く均一に密着させ熱傷を防止。周波数は約0.3〜5MHzで、この帯域は神経筋を刺激しにくい。

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