MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第36問

各種治療機器第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第36問(各種治療機器)の正答は 5 です。植込み型ペースメーカの電源はリチウム・ヨウ素電池で、単極(ユニポーラ)電極ではリード先端が陰極(−)、本体の缶が陽極(+)になる。

問題
植込み型ペースメーカについて正しいのはどれか。 a.慢性心房細動の徐脈はDDD の適応である。 b.VVI の電極リードは2 本である。 c.パルス振幅は3 mV である。 d.リチウム・ヨウ素電池を使用する。 e.単極電極ではカテーテル先端部はマイナス極である。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 83.3%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番(d・e)

植込み型ペースメーカの電源はリチウム・ヨウ素電池で、単極(ユニポーラ)電極ではリード先端が陰極(−)、本体の缶が陽極(+)になる。


【各選択肢の解説】

a.慢性心房細動の徐脈はDDD の適応である。
❌ 誤り。正しくはVVIの適応である。心房が細動しているので心房のペーシング・センシングは役に立たず、心室だけを刺激する。

b.VVI の電極リードは2 本である。
❌ 誤り。正しくはVVIは心室だけを刺激・感知するので、リードは1本(右心室)である。2本を使うのはDDDなど心房と心室の両方を扱う方式。

c.パルス振幅は3 mV である。
❌ 誤り。正しくは出力パルスの振幅は数V(ボルト)の単位で設定する。mVは心内電位を感知する感度の単位である。

d.リチウム・ヨウ素電池を使用する。
✅ 正しい。自己放電が少なく長持ちし、消耗の過程が予測しやすいため、植込み型の電源に用いられる。

e.単極電極ではカテーテル先端部はマイナス極である。
✅ 正しい。陰極で心筋を刺激する方が少ない電流で興奮させられるので、先端を陰極とし、本体の缶を陽極とする。

1. a、b
❌ 誤り。a・bとも誤り。正しくはd・eの組合せ。
2. a、e
❌ 誤り。aは誤り。正しくはd・eの組合せ。
3. b、c
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはd・eの組合せ。
4. c、d
❌ 誤り。cは誤り。正しくはd・eの組合せ。
5. d、e
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述である。

【試験対策ポイント】

  • NBGコード:1文字目=刺激部位、2文字目=感知部位、3文字目=感知したときの応答(I=抑制、T=同期、D=両方)
  • VVI=心室で刺激・心室で感知・抑制=リード1本。慢性心房細動の徐脈はVVI
  • 出力=V(ボルト)、感度=mV
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