第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問
各種治療機器第32回午前
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第37問(各種治療機器)の正答は 3 です。胸腔ドレナージの吸引圧は、水柱の高さ(cmH₂O)で表すのが一般的で、通常−5〜−20 cmH₂Oに設定する。
問題
胸腔ドレナージで持続吸引する場合、設定値は通常-5 〜-20 の陰圧とするが、このときの単位はどれか。
- 1. kgf/cm²
- 2. atm
- 3. cmH₂O ✓
- 4. kPa
- 5. psi
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 73.7%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — cmH₂O
胸腔ドレナージの吸引圧は、水柱の高さ(cmH₂O)で表すのが一般的で、通常−5〜−20 cmH₂Oに設定する。水封式の排液バッグも吸引圧を水柱の高さで調節する。
【各選択肢の解説】
1. kgf/cm²
❌ 誤り。正しくは、1 kgf/cm²は98.0665 kPa=約1000 cmH₂O(水柱10 m)に当たる大きな単位で、医用ガスの配管圧などの表示に使われてきた。−5〜−20 kgf/cm²では吸引圧として大きすぎる。
❌ 誤り。正しくは、1 kgf/cm²は98.0665 kPa=約1000 cmH₂O(水柱10 m)に当たる大きな単位で、医用ガスの配管圧などの表示に使われてきた。−5〜−20 kgf/cm²では吸引圧として大きすぎる。
2. atm
❌ 誤り。正しくは、1 atmは約1033 cmH₂O(101.3 kPa)=大気圧そのもので、−5〜−20 atmという陰圧は物理的にありえない(大気圧より1 atm以上低い圧は作れない)。
❌ 誤り。正しくは、1 atmは約1033 cmH₂O(101.3 kPa)=大気圧そのもので、−5〜−20 atmという陰圧は物理的にありえない(大気圧より1 atm以上低い圧は作れない)。
3. cmH₂O
✅ 正しい(=正答)。−5〜−20 cmH₂O(約−0.5〜−2 kPa)は胸腔内圧に近い穏やかな陰圧で、肺を損傷せずに空気や液を引ける。
✅ 正しい(=正答)。−5〜−20 cmH₂O(約−0.5〜−2 kPa)は胸腔内圧に近い穏やかな陰圧で、肺を損傷せずに空気や液を引ける。
4. kPa
❌ 誤り。正しくは、−5〜−20 kPaは約−50〜−200 cmH₂Oの強い陰圧で、気管吸引などの吸引圧の範囲に当たる。胸腔に用いる値ではない。
❌ 誤り。正しくは、−5〜−20 kPaは約−50〜−200 cmH₂Oの強い陰圧で、気管吸引などの吸引圧の範囲に当たる。胸腔に用いる値ではない。
5. psi
❌ 誤り。正しくは、1 psiは約6.9 kPa(約70 cmH₂O)で、高圧ガスボンベなどに使われるヤード・ポンド法の単位である。
❌ 誤り。正しくは、1 psiは約6.9 kPa(約70 cmH₂O)で、高圧ガスボンベなどに使われるヤード・ポンド法の単位である。
【試験対策ポイント】
| 単位 | cmH₂O 換算 |
|---|---|
| 1 kPa | 約10.2 cmH₂O |
| 1 mmHg | 約1.36 cmH₂O |
| 1 psi | 約70 cmH₂O |
| 1 kgf/cm² | 約1000 cmH₂O(98.0665 kPa) |
| 1 atm | 約1033 cmH₂O |
- 1 cmH₂O=約98 Pa(=1000 kg/m³×9.80665 m/s²×0.01 m)を軸に換算する
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