MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問

各種治療機器第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第38問(各種治療機器)の正答は 1・2 です。ESWLは体外で発生させた衝撃波を結石の位置に集束させて砕く。

問題
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について正しいのはどれか。
  1. 1. 電磁板方式では凸音響レンズを用いる。 ✓
  2. 2. 圧電方式では結石の位置を焦点に合わせる。 ✓
  3. 3. 腸管損傷の危険はない。
  4. 4. 妊婦にも安全である。
  5. 5. 膀胱結石治療の第一選択である。

正答:1・2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 88.2%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1・2番 — 電磁板方式では凸音響レンズを用いる。・圧電方式では結石の位置を焦点に合わせる。

ESWLは体外で発生させた衝撃波を結石の位置に集束させて砕く。集束のしかたは方式で異なり、電磁板方式は平らな振動板が出す平面波を音響レンズで、圧電方式は球面に並べた圧電素子の配列の形で焦点に集める。どの方式でも結石を焦点に合わせて照射する。


【各選択肢の解説】

1. 電磁板方式では凸音響レンズを用いる。
✅ 正しい。電磁コイルで金属板を振動させて生じた平面状の衝撃波を、音響レンズで焦点に集める。
2. 圧電方式では結石の位置を焦点に合わせる。
✅ 正しい。球面状に並べた多数の圧電素子の衝撃波が球の中心(焦点)に集まるので、X線や超音波の画像で結石をその焦点に位置決めする。
3. 腸管損傷の危険はない。
❌ 誤り。正しくは、衝撃波の通り道や焦点付近の臓器が傷つくことがあり、腸管損傷・腎被膜下血腫・血尿などの合併症がある。
4. 妊婦にも安全である。
❌ 誤り。正しくは、胎児への影響があるため妊娠は禁忌である。
5. 膀胱結石治療の第一選択である。
❌ 誤り。正しくは、ESWLは主に腎結石・尿管結石に用いる。膀胱結石は経尿道的に内視鏡で砕く方法(経尿道的膀胱砕石術)が主である。

【試験対策ポイント】

衝撃波の発生方式集束のしかた
液中放電(水中スパーク)回転楕円体の反射鏡
電磁板(電磁誘導)音響レンズ(または放物面反射鏡)
圧電球面配列そのもの
  • 禁忌:妊娠・出血傾向(抗凝固療法中)・結石より下の尿路の閉塞
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