第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第39問
各種治療機器第32回午前
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第39問(各種治療機器)の正答は 2 です。内視鏡外科手術では、溶けやすく燃えない二酸化炭素で気腹する。
問題
内視鏡外科手術で正しいのはどれか。
a.気腹に二酸化炭素を用いる。
b.気腹で静脈還流は増加する。
c.硬性鏡は使用できない。
d.胸腔内手術は適応外である。
e.肺血栓塞栓症のリスクがある。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 89.5%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番(a・e)
内視鏡外科手術では、溶けやすく燃えない二酸化炭素で気腹する。腹腔内圧が上がると下大静脈が圧迫されて静脈還流は減り、下肢の静脈がうっ滞するので深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症の危険がある。
【各選択肢の解説】
a.気腹に二酸化炭素を用いる。
✅ 正しい。血液に溶けやすく吸収・排出が速いので、ガス塞栓が起きても重症化しにくい。燃えないので電気メスを使っても引火しない。
b.気腹で静脈還流は増加する。
❌ 誤り。正しくは、腹腔内圧の上昇で下大静脈が圧迫され、静脈還流は減少する(心拍出量も減りうる)。
c.硬性鏡は使用できない。
❌ 誤り。正しくは、腹腔鏡・胸腔鏡は硬性鏡が主に使われる。
d.胸腔内手術は適応外である。
❌ 誤り。正しくは、胸腔鏡下手術(肺切除・縦隔腫瘍摘出など)として胸腔内手術にも広く用いられる。
e.肺血栓塞栓症のリスクがある。
✅ 正しい。気腹による下肢静脈のうっ滞、長い手術時間、頭高位などで深部静脈血栓ができやすく、それが肺に飛ぶ。
1. a、b
❌ 誤り。bは誤り。正しくはa・eの組合せ。
❌ 誤り。bは誤り。正しくはa・eの組合せ。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述である。
✅ 正しい(=正答)。2つとも正しい記述である。
3. b、c
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはa・eの組合せ。
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはa・eの組合せ。
4. c、d
❌ 誤り。c・dとも誤り。正しくはa・eの組合せ。
❌ 誤り。c・dとも誤り。正しくはa・eの組合せ。
5. d、e
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・eの組合せ。
❌ 誤り。dは誤り。正しくはa・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
- 気腹ガス=CO₂(吸収されて高二酸化炭素血症・アシドーシスに注意)
- 気腹の影響:静脈還流↓・横隔膜挙上で換気が悪化・皮下気腫・ガス塞栓
- 予防:弾性ストッキング・間欠的空気圧迫法で深部静脈血栓を防ぐ
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