MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第44問

医用機器の安全管理第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第44問(医用機器の安全管理)の正答は 3 です。気体は臨界温度より低い温度でなければ、いくら加圧しても液化しない。

問題
室温(20 ℃付近)、圧力15 MPa で液化する医療ガスはどれか。 a.窒素 b.二酸化炭素 c.亜酸化窒素 d.治療用空気 e.ヘリウム
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c ✓
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 43.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(b・c)

気体は臨界温度より低い温度でなければ、いくら加圧しても液化しない。二酸化炭素(臨界温度約31℃)と亜酸化窒素(同約36℃)は臨界温度が室温より高いので、20℃で数MPa(約5〜6MPa)以上に加圧すれば液化する。窒素・空気・ヘリウムは臨界温度が室温よりずっと低く、15MPaでも気体のまま。


【各選択肢の解説】

a.窒素
❌ 液化しない。正しくは臨界温度約−147℃で、室温では高圧でも気体(圧縮ガスとして充塡)。

b.二酸化炭素
✅ 液化する。臨界温度約31℃>20℃で、20℃の蒸気圧約5.7MPaを超える15MPaでは液体になる。

c.亜酸化窒素
✅ 液化する。臨界温度約36℃>20℃で、20℃の蒸気圧約5MPaを超える15MPaでは液体になる。

d.治療用空気
❌ 液化しない。正しくは主成分の窒素・酸素とも臨界温度が室温よりずっと低く、気体のまま充塡される。

e.ヘリウム
❌ 液化しない。正しくは臨界温度約−268℃で、物質の中で最も液化しにくい。

1. a、b
❌ 誤り。aの窒素は液化しない。正しくはb・cの組合せ。
2. a、e
❌ 誤り。a・eとも液化しない。正しくはb・cの組合せ。
3. b、c
✅ 正しい。2つとも臨界温度が室温より高く、加圧で液化する(=正答)。
4. c、d
❌ 誤り。dの治療用空気は液化しない。正しくはb・cの組合せ。
5. d、e
❌ 誤り。d・eとも液化しない。正しくはb・cの組合せ。

【試験対策ポイント】

ガス臨界温度容器内の状態
二酸化炭素約31℃液化ガス
亜酸化窒素約36℃液化ガス
酸素約−119℃圧縮ガス
窒素約−147℃圧縮ガス
ヘリウム約−268℃圧縮ガス
  • 液化ガスの容器は、液が残っている間は圧力計の値が下がらない=残量は重さで見る
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