第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第45問
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第45問(医用機器の安全管理)の正答は 1 です。直列システムの信頼度は各機器の信頼度の積なので、1より小さい値をかけるほど下がる。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
初回正答率 83.3%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
直列システムの信頼度は各機器の信頼度の積なので、1より小さい値をかけるほど下がる。定常アベイラビリティ(稼働率)はMTBF/(MTBF+MTTR)で、全時間のうち使える時間の割合を表す。MTBFとMTTRの意味の入れ替え、バスタブ曲線の高低の逆がひっかけ。
【各選択肢の解説】
a.機器を直列に接続するとシステムの信頼度は低下する。
✅ 正しい。直列ではどれか1つが故障すると全体が止まり、信頼度R=R1×R2×…で、各機器より低くなる。
b.定常アベイラビリティは機器が利用できる時間的割合を表す。
✅ 正しい。A=MTBF/(MTBF+MTTR)=動いている時間÷(動いている時間+修理の時間)。
c.MTBF は修理に要した時間の平均値を表す。
❌ 誤り。正しくはMTBFは平均故障間隔(故障から次の故障までの無故障時間の平均)。修理時間の平均はMTTR。
d.MTTR は故障と故障との間の無故障時間の平均値を表す。
❌ 誤り。正しくはMTTRは平均修復時間(修理に要した時間の平均)。故障間の無故障時間の平均はMTBF。
e.故障率は初期故障期間より偶発故障期間の方が高い。
❌ 誤り。正しくは初期故障期間は故障率が高く時間とともに下がり、偶発故障期間は低く一定(バスタブ曲線)。
✅ 正しい。2つとも正しい記述(=正答)。
❌ 誤り。eは故障率の高低が逆。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。cはMTTRの説明。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。c・dはMTBFとMTTRが入れ替わっている。正しくはa・bの組合せ。
❌ 誤り。dは定義の入れ替え、eは高低が逆。正しくはa・bの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 用語 | 意味 | 良い方向 |
|---|---|---|
| MTBF | 平均故障間隔 | 長いほど良い |
| MTTR | 平均修復時間 | 短いほど良い |
| アベイラビリティ | MTBF/(MTBF+MTTR) | 1に近いほど良い |
- 直列=積で下がる/並列(冗長)=1−(1−R1)(1−R2)で上がる
- バスタブ曲線:初期故障(減少)→偶発故障(低く一定)→摩耗故障(増加)
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