MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問

呼吸療法装置第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第65問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。CV(コンプレッションボリューム)は回路や加温加湿器チャンバ内で圧縮され患者に届かない容量。

問題
人工呼吸器回路のCV(compression volume)について正しいのはどれか。 a.CV は量規定換気で肺胞換気量減少の原因になる。 b.加温加湿器チャンバはCV の一部になる。 c.柔らかい回路のCV は小さい。 d.長い回路のCV は小さい。 e.CV が大きいほど吸気トリガ感度が上昇する。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — a、b

CV(コンプレッションボリューム)は回路や加温加湿器チャンバ内で圧縮され患者に届かない容量。量規定換気で肺胞換気量減少の原因になり(a)、加温加湿器チャンバもCVの一部になる(b)。その組合せは1番。


【各選択肢の解説】

a. CVは量規定換気で肺胞換気量減少の原因になる。 ✅ 正しい。設定換気量の一部が回路の圧縮に消費され、肺胞へ届く量が減る。

b. 加温加湿器チャンバはCVの一部になる。 ✅ 正しい。チャンバ内の気体も圧縮されるためCVに含まれる。

c. 柔らかい回路のCVは小さい。 ❌ 誤り。柔らかい(コンプライアンスが大きい)回路はCVが大きい。

d. 長い回路のCVは小さい。 ❌ 誤り。回路が長く容積が大きいほどCVは大きい。

e. CVが大きいほど吸気トリガ感度が上昇する。 ❌ 誤り。CVが大きいと圧・流量の伝達が鈍り、トリガ感度は低下(悪化)する。

よって正しいのはa・b → 1番。

1. a、b ✅ / 2. a、e ❌ / 3. b、c ❌ / 4. c、d ❌ / 5. d、e ❌

【試験対策ポイント】

・CV(compression volume)=回路系のコンプライアンス×気道内圧ぶんの圧縮容量。回路が長い・太い・柔らかい・加湿器容積が大きいほど増える。
・量規定換気(VCV)ではCVぶんだけ肺胞到達量が減る。小児・新生児で影響が大きい。
・CVが大きいとトリガ遅れやグラフィックの歪みの原因になる。

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