第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問
呼吸療法装置第32回午前
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。設問は「誤っているもの」。
問題
陽圧換気による人工呼吸器管理が生体に及ぼす影響で誤っているのはどれ か。
- 1. 頭蓋内圧低下 ✓
- 2. 血圧低下
- 3. 静脈還流減少
- 4. 腎臓機能低下
- 5. 抗利尿ホルモン分泌増加
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 頭蓋内圧低下
設問は「誤っているもの」。陽圧換気は胸腔内圧を上げて静脈還流を減らす。頭部からの静脈還流も妨げられるため、頭蓋内圧はむしろ上昇する。したがって「頭蓋内圧低下」は誤りで、これが正答。
【各選択肢の解説】
1. 頭蓋内圧低下
❌ 誤り。胸腔内圧上昇→頭部の静脈還流障害で頭蓋内圧は上昇する。
❌ 誤り。胸腔内圧上昇→頭部の静脈還流障害で頭蓋内圧は上昇する。
2. 血圧低下
✅ 正しい。静脈還流減少→心拍出量低下で血圧が下がりうる。
✅ 正しい。静脈還流減少→心拍出量低下で血圧が下がりうる。
3. 静脈還流減少
✅ 正しい。胸腔内圧上昇が右房への還流を妨げる。
✅ 正しい。胸腔内圧上昇が右房への還流を妨げる。
4. 腎臓機能低下
✅ 正しい。心拍出量低下・腎血流減少で尿量が減る。
✅ 正しい。心拍出量低下・腎血流減少で尿量が減る。
5. 抗利尿ホルモン分泌増加
✅ 正しい。静脈還流低下がADH分泌を促し、尿量減少・体液貯留に働く。
✅ 正しい。静脈還流低下がADH分泌を促し、尿量減少・体液貯留に働く。
【試験対策ポイント】
・陽圧換気の循環抑制:胸腔内圧↑→静脈還流↓→前負荷↓→心拍出量↓→血圧↓。PEEPで顕著。
・二次的に腎血流↓・尿量↓、ADH/RAA系亢進で体液貯留傾向。
・頭蓋内圧亢進患者では過度のPEEPや高い気道内圧を避ける。
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