MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問

呼吸療法装置第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第66問(呼吸療法装置)の正答は 1 です。陽圧換気は胸腔内圧を上げ、静脈が胸郭へ戻りにくくなる。

問題
陽圧換気による人工呼吸器管理が生体に及ぼす影響で誤っているのはどれか。
  1. 1. 頭蓋内圧低下 ✓
  2. 2. 血圧低下
  3. 3. 静脈還流減少
  4. 4. 腎臓機能低下
  5. 5. 抗利尿ホルモン分泌増加

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 69.2%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 頭蓋内圧低下

陽圧換気は胸腔内圧を上げ、静脈が胸郭へ戻りにくくなる。頭部からの静脈還流も妨げられるので、頭蓋内圧は下がるのでなく上がる。向きを逆にした1が誤り。


【各選択肢の解説】

1. 頭蓋内圧低下
❌ 誤り(=正答)。正しくは胸腔内圧の上昇で頸静脈からの還流が妨げられ、頭蓋内圧は上昇する。
2. 血圧低下
✅ 正しい。静脈還流が減って前負荷が下がり、心拍出量が減って血圧が下がりうる。
3. 静脈還流減少
✅ 正しい。胸腔内圧が上がると右房圧も上がり、末梢静脈との圧較差が小さくなって還流が減る。
4. 腎臓機能低下
✅ 正しい。心拍出量低下に伴う腎血流・糸球体濾過量の減少で尿量が減る。
5. 抗利尿ホルモン分泌増加
✅ 正しい。心房の伸展が減ることなどでADH分泌が増え、水の再吸収が進む。

【試験対策ポイント】

・陽圧換気の連鎖:胸腔内圧↑→静脈還流↓→心拍出量↓→血圧↓→腎血流↓・尿量↓。高いPEEPで目立つ。
・頭蓋内圧は↑(低下ではない)。頭蓋内圧亢進の患者では高い気道内圧・高いPEEPに注意する。
・ADH↑・レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系↑で体液がたまりやすい。

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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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