MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第70問

体外循環・補助循環第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第70問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。インスリンはK⁺を細胞内へ移動させ(b)、低カリウム血症は不整脈を起こしやすい(c)。

問題
カリウムについて正しいのはどれか。 a.人工心肺中は高カリウム血症になる。 b.インスリンはカリウムを細胞内に移動させる。 c.低カリウム血症では不整脈が出やすくなる。 d.心筋保護時の心停止には低カリウム液を用いる。 e.溶血すると低カリウム血症になる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — b、c

インスリンはK⁺を細胞内へ移動させ(b)、低カリウム血症は不整脈を起こしやすい(c)。この2つが正しく、組合せは3番。


【各選択肢の解説】

a. 人工心肺中は高カリウム血症になる。 ❌ 誤り。希釈・利尿・インスリン等で低カリウム血症になりやすい。

b. インスリンはカリウムを細胞内に移動させる。 ✅ 正しい。高K血症治療のGI療法に利用される。

c. 低カリウム血症では不整脈が出やすくなる。 ✅ 正しい。心筋の興奮性が変化し不整脈を誘発する。

d. 心筋保護時の心停止には低カリウム液を用いる。 ❌ 誤り。心筋保護液(心停止)は高カリウム液を用いる。

e. 溶血すると低カリウム血症になる。 ❌ 誤り。溶血で赤血球内Kが放出され高カリウム血症になる。

よって正しいのはb・c → 3番。

1. a、b ❌ / 2. a、e ❌ / 3. b、c ✅ / 4. c、d ❌ / 5. d、e ❌

【試験対策ポイント】

・高K血症治療:GI療法(グルコース+インスリン)、カルシウム投与、β2刺激薬、重炭酸、陽イオン交換樹脂、透析。
・心筋保護液:高濃度K⁺(15〜20 mEq/L程度)で拡張期心停止を得る。
・高K血症の心電図:テント状T波→P波消失・QRS幅延長→サインカーブ→心停止。

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