MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第71問

人体の構造と機能第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第71問(人体の構造と機能)の正答は 2 です。酸素解離曲線は酸素分圧(横軸)とヘモグロビン酸素飽和度(縦軸)の関係を示すS字曲線。

問題
ヘモグロビンの酸素解離曲線について正しいのはどれか。
  1. 1. 酸素含量と酸素分圧の関係を表した曲線である。
  2. 2. アシドーシスにより右方移動する。 ✓
  3. 3. 低体温により右方移動する。
  4. 4. 低二酸化炭素血症により右方移動する。
  5. 5. 2,3-DPG の低下により右方移動する。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 56.3%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — アシドーシスにより右方移動する。

酸素解離曲線は酸素分圧(横軸)とヘモグロビン酸素飽和度(縦軸)の関係を示すS字曲線。組織で酸素を放しやすくなる条件(pH低下・PCO2上昇・体温上昇・2,3-DPG増加)で右へ移動する。


【各選択肢の解説】

1. 酸素含量と酸素分圧の関係を表した曲線である。
❌ 誤り。正しくは縦軸は酸素飽和度(%)で、酸素飽和度と酸素分圧の関係を表す。酸素含量(mL/dL)はヘモグロビン量にも左右される。
2. アシドーシスにより右方移動する。
✅ 正しい(=正答)。H⁺が増えるとヘモグロビンの酸素親和性が下がり(ボーア効果)、同じ酸素分圧でも酸素を放しやすくなる。
3. 低体温により右方移動する。
❌ 誤り。正しくは低体温では左方移動する(親和性が上がり酸素を放しにくい)。右方移動は体温上昇。
4. 低二酸化炭素血症により右方移動する。
❌ 誤り。正しくはPCO2低下では左方移動する。右方移動はPCO2上昇。
5. 2,3-DPGの低下により右方移動する。
❌ 誤り。正しくは2,3-DPG低下では左方移動する。右方移動は2,3-DPG増加。

【試験対策ポイント】

右方移動(放しやすい)左方移動(放しにくい)
pH低下(アシドーシス)pH上昇(アルカローシス)
PCO2上昇PCO2低下
体温上昇低体温
2,3-DPG増加2,3-DPG低下・胎児ヘモグロビン・CO中毒

・P50(飽和度50%となる酸素分圧、正常約27 mmHg)は右方移動で上がる。

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