MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問

血液浄化療法装置第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 5 です。設問は「誤っているもの」。

問題
慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)対策で誤っているの はどれか。
  1. 1. 透析時間の延長
  2. 2. 炭酸カルシウム内服
  3. 3. カルシウム受容体作動薬内服
  4. 4. 副甲状腺摘除術
  5. 5. リン含有食品の積極的な摂取

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — リン含有食品の積極的な摂取

設問は「誤っているもの」。CKD-MBDでは高リン血症が問題となるため、リンは制限するのが原則。積極的摂取は誤りで、これが正答。


【各選択肢の解説】

1. 透析時間の延長
✅ 正しい。透析でのリン除去を増やせる。
2. 炭酸カルシウム内服
✅ 正しい。リン吸着薬として腸管でのリン吸収を抑える。
3. カルシウム受容体作動薬内服
✅ 正しい。シナカルセト等で副甲状腺ホルモン(PTH)を抑制する。
4. 副甲状腺摘除術
✅ 正しい。薬物抵抗性の二次性副甲状腺機能亢進症に対して行う。
5. リン含有食品の積極的な摂取
❌ 誤り。高リン血症を助長するため、リンはむしろ制限する。

【試験対策ポイント】

・CKD-MBD=高リン血症・低カルシウム血症・活性型VD低下・二次性副甲状腺機能亢進による骨・血管石灰化。
・対策:リン制限食+リン吸着薬、活性型VD、カルシウム受容体作動薬、透析強化、難治例は副甲状腺摘除術。
・高リン血症・血管石灰化は透析患者の心血管死リスクを高める。

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