MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問

血液浄化療法装置第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第78問(血液浄化療法装置)の正答は 5 です。CKD-MBDの中心は、腎からリンを排泄できないことによる高リン血症と、それに続く二次性副甲状腺機能亢進症。

問題
慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)対策で誤っているのはどれか。
  1. 1. 透析時間の延長
  2. 2. 炭酸カルシウム内服
  3. 3. カルシウム受容体作動薬内服
  4. 4. 副甲状腺摘除術
  5. 5. リン含有食品の積極的な摂取 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 73.7%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — リン含有食品の積極的な摂取

CKD-MBDの中心は、腎からリンを排泄できないことによる高リン血症と、それに続く二次性副甲状腺機能亢進症。対策はリンを減らしPTHを抑える方向で、リンを多く摂るのは逆。


【各選択肢の解説】

1. 透析時間の延長
✅ 正しい。リンは透析で抜けにくく、透析時間を長くすると除去量が増える。
2. 炭酸カルシウム内服
✅ 正しい。腸管内でリンと結合して吸収を抑えるリン吸着薬として使う。
3. カルシウム受容体作動薬内服
✅ 正しい。副甲状腺のカルシウム感知受容体に働いてPTHの分泌を抑える(シナカルセトなど)。
4. 副甲状腺摘除術
✅ 正しい。薬で抑えきれない重い二次性副甲状腺機能亢進症に対して行う。
5. リン含有食品の積極的な摂取
❌ 誤り(=正答)。高リン血症を悪化させる。正しくはリンを多く含む食品(乳製品・加工食品など)を制限する。

【試験対策ポイント】

・CKD-MBD:高リン血症・低カルシウム血症・活性型ビタミンD低下→二次性副甲状腺機能亢進症→骨病変と血管石灰化。
・対策の向き:リンは「減らす」(食事制限・リン吸着薬・十分な透析)、PTHは「抑える」(活性型ビタミンD・カルシウム受容体作動薬・副甲状腺摘除術)。

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