MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第83問

医用機械工学第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第83問(医用機械工学)の正答は 4 です。血液は非ニュートン流体で、粘性率は赤血球の量と赤血球どうしの集まり方で変わる。

問題
血管を流れている血液の粘性率が増加するのはどれか。 a.体温の上昇 b.血流のせん断速度の増加 c.ヘマトクリット値の上昇 d.連銭形成(ルーロ形成) e.集軸効果
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d ✓
  5. 5. d、e

正答:4番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 63.6%参考値

11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番(c・d)

血液は非ニュートン流体で、粘性率は赤血球の量と赤血球どうしの集まり方で変わる。赤血球が増える(ヘマトクリット上昇)・連なる(連銭形成)と粘性率は上がり、温度上昇・せん断速度の増加・集軸効果では下がる。


【各選択肢の解説】

a.体温の上昇
❌ 粘性率は増加しない。正しくは温度が上がると液体の粘性率は低下する。

b.血流のせん断速度の増加
❌ 粘性率は増加しない。正しくはせん断速度が大きくなると連銭がほどけ赤血球が変形・配向するため、見かけの粘性率は低下する(ずり流動化)。

c.ヘマトクリット値の上昇
✅ 粘性率が増加する。赤血球の割合が増えるほど流れに対する抵抗が大きくなる。

d.連銭形成(ルーロ形成)
✅ 粘性率が増加する。赤血球が硬貨を積んだように連なり、せん断速度が小さいときの見かけの粘性率を上げる。

e.集軸効果
❌ 粘性率は増加しない。正しくは赤血球が管の中心に集まり壁際が血漿層になるため、細い管では見かけの粘性率が低下する(Fåhraeus–Lindqvist効果)。

1. a、b
❌ 誤り。a・bはどちらも粘性率を下げる。正しくはc・d。
2. a、e
❌ 誤り。a・eはどちらも粘性率を下げる。正しくはc・d。
3. b、c
❌ 誤り。bは粘性率を下げる。正しくはc・d。
4. c、d
✅ 正しい。どちらも粘性率を上げる(=正答)。
5. d、e
❌ 誤り。eは粘性率を下げる。正しくはc・d。

【試験対策ポイント】

粘性率を上げる粘性率を下げる
ヘマトクリット上昇温度上昇
連銭形成せん断速度の増加(ずり流動化)
低いせん断速度集軸効果(細い管)
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