MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第83問

医用機械工学第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第83問(医用機械工学)の正答は 4 です。血液は非ニュートン流体で、ヘマトクリット上昇(c)と連銭形成(d)で粘性率が増加する。

問題
血管を流れている血液の粘性率が増加するのはどれか。 a.体温の上昇 b.血流のせん断速度の増加 c.ヘマトクリット値の上昇 d.連銭形成(ルーロ形成) e.集軸効果
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — c、d

血液は非ニュートン流体で、ヘマトクリット上昇(c)と連銭形成(d)で粘性率が増加する。温度上昇・せん断速度増加・集軸効果はいずれも粘性を下げる。よって4番。


【各選択肢の解説】

a. 体温の上昇 ❌ 誤り。温度が上がると粘性率は低下する。

b. 血流のせん断速度の増加 ❌ 誤り。せん断速度が上がると見かけ粘性は低下(ずり流動化)。

c. ヘマトクリット値の上昇 ✅ 正しい。赤血球濃度が上がるほど粘性率は増加する。

d. 連銭形成(ルーロ形成) ✅ 正しい。赤血球が連なると低ずり速度で粘性が増す。

e. 集軸効果 ❌ 誤り。赤血球が中心軸に集まり管壁近くが血漿層になるため見かけ粘性は低下(Fåhraeus–Lindqvist効果)。

よって粘性率が増加するのはc・d → 4番。

1. a、b ❌ / 2. a、e ❌ / 3. b、c ❌ / 4. c、d ✅ / 5. d、e ❌

【試験対策ポイント】

・血液=非ニュートン流体(ずり流動化)。低ずり速度で粘性大、高ずり速度で粘性小。
・粘性を上げる:ヘマトクリット上昇、連銭形成、低温、低ずり速度。
・粘性を下げる:高温、高ずり速度、集軸効果(細い血管での見かけ粘性低下)。

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