MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第86問

生体物性第32回午前

第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第86問(生体物性)の正答は 4 です。X線はα線より透過力が大きく到達深度が大きい(c)。

問題
正しいのはどれか。 a.皮膚は骨髄より放射線感受性が高い。 b.X 線はa 線より電離作用が強い。 c.X 線はa 線より到達深度が大きい。 d.線量当量は組織の放射線感受性が考慮されている。 e.照射線量の単位はBq(ベクレル)である。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:4番 — c、d

X線はα線より透過力が大きく到達深度が大きい(c)。線量当量は放射線の生物学的影響(線質)を重みづけした量である(d)。よって正しいのはc・d→4番。


【各選択肢の解説】

a. 皮膚は骨髄より放射線感受性が高い。 ❌ 誤り。骨髄(造血組織)の方が感受性が高い。

b. X線はα線より電離作用が強い。 ❌ 誤り。α線の方が電離作用(LET)が強い。

c. X線はα線より到達深度が大きい。 ✅ 正しい。X線は透過力が高く深部まで届き、α線は紙一枚で止まる。

d. 線量当量は組織の放射線感受性が考慮されている。 ✅ 正しい。線量当量(Sv)は吸収線量に放射線の生物学的影響を重みづけした量で、物理量(吸収線量Gy)と区別される。

e. 照射線量の単位はBq(ベクレル)である。 ❌ 誤り。照射線量はC/kg。Bqは放射能(壊変数)の単位。

よって正しいのはc・d → 4番。(なお組織ごとの感受性まで厳密に反映するのは実効線量。)

1. a、b ❌ / 2. a、e ❌ / 3. b、c ❌ / 4. c、d ✅ / 5. d、e ❌

【試験対策ポイント】

・放射線感受性:造血組織(骨髄)・生殖腺・腸上皮など細胞分裂が盛んな組織で高い。皮膚・筋・神経は比較的低い。
・単位:吸収線量=Gy、線量当量/実効線量=Sv、放射能=Bq、照射線量=C/kg。
・電離作用(LET):α>β>γ・X線。透過力は逆にγ・X線>β>α。

📗 \ この分野をまとめて理解する /
「生体物性材料工学」の国試ノート(要点整理・無料)
生体物性(電気・熱・音・光)と医用材料・滅菌法の要点を整理。
▶ 生体物性材料工学ノートを無料で読む
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、臨床工学技士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第32回 全問一覧

▶ 生体物性 の過去問一覧

スポンサーリンク